金剛山の夜明け〔7783〕2024/08/06
2024年8月6日(火)晴れ!
本社棟2階の窓から、三宝山に昇る朝日を撮影。神々しいねー。なかなか時間をかけて公園の整備工事が行われておる三宝山頂。三宝山は、幾度か書いてきたように、金剛山という名前も持ってます。どっちかと言えば金剛山の方が、正式なのかも知れません。
金剛山というと、奈良と大阪の間にあるのが金剛山地で、その主峰が標高1125mの金剛山。文久三年の「8月18日の政変」の折、三条実美方の真木和泉は、金剛山に立て籠って戦おうと主張したけど、結局は七卿を擁して長州へ一旦引き下がる、ということになったのはご承知のとおり。なんで金剛山だったのか、と言えば、楠木正成が立て籠って勝利したから。
金剛という名称は、真言密教に関係が深くて、四国八十八か所でも、室戸の金剛頂寺、足摺の金剛福寺は有名やね。南無大師遍照金剛だ。
金剛と言えば、関脇金剛を思い出す。
ウィキにもこうあるように、北の湖キラーで有名だった金剛関。言いたい放題が面白かったね。こんなコメント、今の力士がやったらネットとかで叩かれそうやけど、なかなか面白かった金剛節。そんなに身体は大きくないのに怪力だったイメージが、あります。
金剛山と言えば、北朝鮮の金剛山も忘れてはならない。戦前、日本によって観光開発が行われ、観光地としても有名になった金剛山。韓国との国境に近いこともあり、金剛山観光は、北と南の融和に使われてきた歴史も、あります。しかし今は、少し厳しいことになっておるみたいやね。金正恩が、韓国側が建設した施設を撤去し、自然景観に見合った施設に作り直すべきと言うて、撤去が始まっている、らしい。韓国側からの観光も再開とのことで、さて、どんなものができてどんな平和が訪れるのでしょうか。
今日は8月6日。79年前の今日、広島に人類で最初の核兵器が投下されました。河内大和国境の金剛山も、朝鮮半島の金剛山も、争いの山ではなくて信仰の山、平和の山であるのが本来の姿。
今朝の高知新聞の一面「小社会」に、核戦争に勝者はいないと訴え続けたゴルバチョフの有名な言葉が、紹介されてました。
「世界は破滅する運命にはなく、自分自身でよりよいものにできると信じている人々を見ると喜びや希望が湧いてくる。私はいつもそう信じてきた」
子どもたちが、家族連れが、笑顔で遊ぶ公園ができる金剛山。それで良いのだ、と思う、8月6日の朝。