電気通信省と民営化と公営化〔7778〕2024/08/01
2024年8月1日(木)晴れ!
どこへ行ってもかしこへ行っても、まず最初の挨拶は「暑いですね~」で始まる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?牛乳飲んでますか?
それにしても暑い7月でした。そして暑かった7月も終わり、今日からは8月。よさこいの季節が近づいてきた高知。よさこいが過ぎると、高知では暑さも峠を越え、朝晩に涼しい風が吹き始めると言われてるけど、今年はどうなんでしょうね。
さて。8月1日。
ウィキで8月1日を見ると、1952年8月1日、「電気通信省を廃して日本電信電話公社に」とあります。そう。72年前の今日、電気通信省がなくなって電電公社が成立した訳だ。電電公社も分割民営化されたので、今のNTTグループになっておるけど、その源流が電気通信省。
写真は、電車通りにある公立学校共済組合が運営する「高知会館」の駐輪場の、片隅。以前にも一度、紹介しました。この石柱。刻まれている文字は「電通省用地」。
電気通信省、略して電通省という役所は、1949年6月1日から1852年8月1日までの3年2ヶ月だけ存在した組織。戦前の逓信省から、郵政省と電気通信省に分かれていった訳やね。電信電話の普及が進んだので。
その電通省の出先期間が、現在の高知会館の場所にありました。その施設が建設される際に、この標柱が立てられていたのでしょう。75年前の石柱が、電通省が電電公社になり、NTTになり、ここが高知会館になってからも、駐輪場の片隅にこうやって転がっている、という奇跡。今朝、高知会館まで行って撮影してきました。こうなってくると、もう、処分しづらいでしょうね。
電通省はいち早く省庁ではなくなり、そして分割民営化していきました。郵政省も、遅れてやけど、民営化。この、民営化という流れが良いのかどうなのかいついては、いろんな議論もあります。
そこで気になったのが、8月1日のウィキにある、1911年の記事。
「東京市が東京鉄道会社を買収して電気局を設置。東京市電(現在の都電)となる。」
そう。この場合は逆で、民営だったものが公営化されている。そしてその公営化は、113年経った今も続いておる、という話。
地方の公共交通と、都市計画と、まちづくりと、将来の社会のあるべき姿。いろんなものが民営化されたり公営化されたりしてきた歴史を今一度検証し、都市計画の中で公共交通のあり方を考えることも、必要なのではないか。などと8月1日のウィキを見て、感じたのでした。感じたけど、それにしても、朝から暑いねー・・・