ロックンロールと里山〔7725〕2024/06/09
2024年6月9日(日)雨
今日は6月9日。ロックの日なんだそう。6と9の語呂合わせやけど、誰が決めたんでしょうね。6と9でロックの日って、なんか、ロックンロールぢゃないねー。
ロックという言葉は、もちろんロックンロールからきてます。ロックンロールという言葉はアメリカの黒人スラングで、ここには書けんような意味合いもあったスラングから派生し、1950年代にアッという間に広まって一般名詞になりました。その起源には諸説あって、どれもそこそこ正しいと思う。いろんな、様々な音楽や文化が一気に混じり合い、創造されていった時代。チャックベリー、プレスリー、そしてバディ・ホリー。1960年代になり、その音楽は多様に多様に広がってゆき、1970年代には僕ら世代がロックに夢中になり、新らしい時代をつくっていく。ほんの10年、20年の間にあったできごと。枠に嵌るのを良しとしない。反骨心を溢れさせ、既成概念を無視し、突き進んでいくエネルギー。ロックやねー。ロックの黎明期を駆け抜けた若者が、今は還暦過ぎました。ロックは生きているか?
そんな訳で雨の朝。日曜日。雨、山を走ろう。
早朝会社でひと仕事済ませてから、南嶺を走ってきました。今朝は、家から六泉寺、深谷と走って鷲尾山を一気に駆け上がってきました。いやー、標高306mの鷲尾山を一気に駆け上がるのは、心臓バクバク。気持ちいいねー。雨もしっかり降りゆうし。疲れて休んでいると雨風が身体を打って寒いので、休めません。いい、RUNでした。
鷲尾山から標高359mの烏帽子山へ。烏帽子山をおおなろ園まで駆け降り、神田高座の方へと駆け下ってきました。しっかり雨が降っておるので、もちろん山中、誰にも会いません。マイナスイオンたっぷりの山を独り占め。素敵な日曜日の朝を過ごさせて頂きました。やっぱしいいね。雨の山は。
ここは、おおなろ園から高座へと降りる途中。ここ。この十字の場所から撮影しました。チャートの自然石で石積みが組まれてできた段々畑。かつて里山だった南嶺も、こんな風景はほとんど見られなくなりました。この風景でも、何かを耕作しているのは手前の限られた畑だけ。手前はキュウリでしょうか。その上の段に見えるのは里芋でしょう。そこより上は、今は何も作られていません。
この場所の現在の航空写真はこれ。1970年代の航空写真はこれで、1960年代はこれ。そう。かつて、段々畑が広がっていた里山は、今、ここだけになっているのでした。この奇跡の風景も、いつしか森に埋もれていってしまうんだろうか。
ロックンロールが生まれた時代、ここは、段々畑が広がる生産力の高い山でした。