公共交通とは〔7702〕2024/05/17
2024年5月17日(金)晴れ!
昨日は、強風のために瀬戸大橋線が運休となり、岡山行きの特急南風が高松行きに変更になったので、久々に、岡山行きの高速バスに乗りました。ほぼ、満席。南風からバスに変更した方も多かったのでありましょう。高速バスは、快適に、僕たちを岡山駅まで運んでくれました。
しかし。やはり僕は汽車が好き。バスだと、なんか、身動き取れない感じがして窮屈なんですね。汽車は通路やデッキを自由に歩き回れるるのが、いい。そして音がいいし、匂いもいいし、揺れる感じもいい。という感覚は、鉄分が薄い皆さんにはわかって貰えないんでしょうねー。
子供の頃、僕は、よく乗り物酔いをしてました。特に、自動車。当時の自動車は揺れるし、道路も未舗装でクネクネいしている所が多いし、多感な僕はそれが苦手だったのでした。祖父、祖母が、休みの日に高知市の北山を車で走るのに僕を連れて行ってくれたことがあったけど、車酔いして大変でした。
ところが。汽車は、いくら揺れても平気。同じ、車輪の上の乗り物なのに、汽車は平気やけど汽車は苦手。不思議やねー。
大人になるにつれ、車酔いにも強くなり、滅多なことでは車酔いもしなくなったけど、それでも、二日酔いの時とかにバスでパソコン打ったりしていると、酔います。でも汽車だと大丈夫。「振り子式の特急南風は酔いやすい」と言う人が居るけど、僕にはその感覚が、わかりません。
さて。鉄道といえば、YouTubeにこんなページがあって、昔の鉄道の映像がたくさん見られます。すごいね。国鉄が制作した動画もたくさん。鉄道は、まさしく、日本の社会、経済の発展を支えてきたインフラであること、よくわかる。そして、そのありようや、社会的役割もどんどんと変化してきたことも、わかります。昔の方には想像もできない、変化。
つまり、こういった変化は簡単に予想することはできず、100年後200年後、何が社会にとって便利なのか、役に立つのか、地球にとって良いことなのか、は、今の僕たちに想像することはできない。
昨日は、路面電車にも乗ったし高速バスにも乗ったし新快速にも乗ったし阪急電車にも乗ったしのぞみにも乗ったしひかりにも乗ったし、そして最後は南風で帰ってきたし。山陽本線を走る貨物列車も、見た。
100年後の国土で、なにが必要なのかの想像力を働かせると、新幹線をつくったら、並行在来線は廃線にする、とかいった短絡的で場当たり的な対応ではダメだということが見えてくると思うんですけどね。
公共交通は、目先だけの視点で考えるのではなく、どういう社会になるのか、するのか、という思想で考えなければならない、などと思いながら会社から眺める、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の始発便。