バラスト運搬車とバラスト〔7693〕2024/05/08
2024年5月8日(水)快晴!
良いお天気の、朝。風が気持ちいいねー。本社棟の周囲をツバメのつがいが飛び回っています。もう、初夏。夏。で、今朝もちょっとだけ鉄ネタ。
今まであまり注意して見てなかったので気付かなかったことってあるよね。あります。今日はそんな話。先日早朝、JR土讃線各駅停車に乗って新改駅へ向かっていたときのこと。後免駅に停車した際、車窓の外に、興味深い車両が。トラックの荷台みたいなのがあって、その中に、石が積まれてます。おう。バラストだ。
バラストとは、鉄道の線路の下に敷かれている砕石のこと。正確に言うと、線路の道床を形成している砕石。今まで、後免駅に、バラスト置き場とバラスト運搬車が配備されている、ということに気付いてませんでした。迂闊にも。そんな訳で、今朝、ちょっと出掛けて後免駅の高架の上からバラスト置き場とバラスト運搬車を撮影してきたのでした。興味、ないですか?
バラストは、鉄道にとって非常に重要なもの。ただ、都会とか新幹線とかで、バラストではなくてコンクリートのような道床のやつもありますね。あれを、「バラスト軌道」に対して「スラブ軌道」と呼びます。その違いやメリットデメリットは、この動画で紹介してくれてます。
先日、波川駅の砂利採取線のことを書いた際、バラストが角ばっている理由や、昔は丸い川砂利なども使われていた話も取り上げました。こんな動画とともに。バラストに使用する石は、硬くて角張っている方が、良い。で、この、後免駅に置いてあるバラストは何の意思なんだろう、と思ってよく見てみたけど、よくわかりませんでした。遠目には砂岩みたいに見えるけど、砂岩だと、ちょっと柔らかすぎるでしょう。と、言うことは、四国北部によくある安山岩系の石でしょうかね。この小さな機関車で、遠くから運んできたんでしょうか。
高知だと、チャートという硬い石があるけど、チャートは使わんのだろうか。どうでもいいですか?
こんな動画もありました。バラストの色で、そこに何が起きているのかがわかる、というマニアな話。そう言えば、JR四国では、昨年、こんなニュースがありました。これは、バラストの交換工事での締め固めが十分でなかったことが原因、みたいに書かれてます。近年の尋常ではない猛暑で、線路保守も、一層大変になってきているんだと想像できます。保線作業に携わる皆さん、ご苦労様です。
四国の線路からは、ディーゼル機関車が姿を消した、と言う話を書きました。が、作業用のこういった機関車は、まだまだたくさん動いています。これ、走っているところ、見てみたいよね。見てみたいです。見てみたくないですか?