大阪環状線の話〔7680〕2024/04/25
2024年4月25日(木)晴れ
やっと晴れたね。晴れました。良いお天気の4月25日。雨上がりの朝は、新緑が輝いて美しい。
ウィキで4月25日の「できごと」を見ると、1961年4月25日に大阪環状線が全線開通する、と書いてました。なるほど。63年前の今日、大阪環状線がぐるりと開通したのか。
同じ環状線でも、東京の山手線とは随分と趣きの違う、大阪環状線。山手線は、その内側には地下鉄以外の私鉄などは入り込んでなくてもっぱら地下鉄が網羅しているけど、大阪環状線って、色んな私鉄も内側にかなり入り込んでいるイメージが、あります。
大阪環状線は、ほとんどが高架。天王寺付近と大阪城公園付近だけは地平を走る、とウィキに書いてます。上町台地の上だけ、高架ではなくて地平、という訳か。まあ、そういうことだ。で、その天王寺駅の西、上町台地上の地平部分に、2012年7月1日まで、大阪環状線唯一の踏切「一ツ家踏切」があった、とのこと。
朝夕のラッシュ時には1時間で最大54分閉まってしまうという「開かずの踏切」は、線路内に人が立ち入って人身事故が発生するケースもあった為に、2012年、廃止になりました。
Googleマップのストリートビューで見ると、ここだ。2009年のストリートビューもありました。まだ、踏切があった時代のストリートビュー。貴重な貴重なアーカイブやね。これ見ると、車は通れるようにはなっていない狭い踏切。これが大阪環状線唯一の踏切だったのでした。
山手線には、一つだけ踏切がある、という話は以前にも書きました。駒込駅と田端駅の間位にある第二中里踏切。ここは車も通る踏切やけど、道路の跨線橋が建設されており、2029年頃には廃止となる予定。これもまた、貴重なアーカイブになる日も近いのであります。
ウィキによると、JR線で唯一、全列車が掲載されている紙の時刻表が存在しない路線なんだそう。確かに、このJTBの時刻表でも、朝晩のダイヤの間は「この間3~20分毎」と書かれてます。3~20分って、なんか、大阪っぽい。因みに山手線は「この間3~5分毎」だもの。山手線と大阪環状線の違いは、こんなところやねー。山手線も、このJTBの時刻表では「この間3~5分毎」の記載やけど、どっかに全列車が掲載された紙の時刻表があるんでしょうな。どうでもいいですが。
昨日、100年後の大阪の衰退についても、ちと書いたけど、こんなところが、東京に引き離されるばかりの東京のクローン、ということなのか、などと思ってしまいました。
大阪環状線が全線開通した時代は、まだ、東海道新幹線も開業していない。その頃の大阪は、東京と比較してもかなり頑張っていたし、日本経済への影響力も大きかった。
そんな、63年前の今日、高知市で、僕も生まれたのでした。