大橋通りのDNA〔7670〕2024/04/15
2024年4月15日(月)薄曇り
第6巻が、でました。「アテはテンプラ カモカナ!!」の新刊、第6巻。「にっこり」読者の皆様にはお馴染みの「アテはテンプラ カモカナ!!」は、第1巻が発売されたのが2022年7月。まだ2年にならんのに、もう第6巻。プロの漫画家という訳でもなかったカモカナちゃんなのにね。この4コマ漫画の独特の魅力を理解し、応援する人が多かった訳だ。さすが、高知県人。ここが高知県でなかったら、このような4コマ漫画は存在できなかったのかも知れません。
こういう感覚、センス。好きです。
で、またまたまたまた巻末に駄文を書かせて頂いた訳やけど、中の漫画にもちょっとだけ登場できました。カモカナ漫画初登場。別に、ネタで使っている訳ではないけど、ちょっと、嬉しい。
YouTubeで検索してみると、カモカナの動画って、結構上がってます。これ見たら、カモカナは、その存在自体がとても面白いということがお分かりいただけると思います。最近は、非常にとっても個性的な真っ赤なスウェット上下で歩いていることが多いので、街ではとても目立っていますね。大橋通りの個性を代表する松岡かまぼこ店と、カモカナちゃん。
以前も書いたけど、大橋通りには母親の実家があって、年の近い従兄弟も居たことから、子供の頃はしょっちゅう遊びに行ってました。木造二階建ての長屋仕立てで、「公設」と呼ばれてました。迷路のような構造だったので、隠れん坊とかしょっちゅうやってた、あの頃。
あの頃の大橋通り名物を思い出してみよう。
中央の交差点のところの八百屋さんのお兄ちゃん。甲高い大きな声でエンドレスに呼び込みする八百屋のお兄ちゃん。延々とアーケードに響き渡ってました。
店の前の路上で、一斗缶を使って藁やきで鰹のタタキを豪快に焼く魚屋さん。赤い炎と冷やす氷が印象的。あの頃は路上でそんなことができたんですねー。
そして、母実家の酒屋さんに焼酎を立ち飲みにやってくる商店街のおんちゃん達。宝焼酎のストレートを飲みながら、駄菓子のスルメを齧る。「焼けゆうかね?」「焼けゆうよ」でお馴染みのおんちゃんも、来てました。
現代のコンプライアンスに鑑みると、ちょっと、アレやけど、不思議な活気と魅力が溢れていた、あの頃の大橋通り。
そんな大橋通りのDNAを、現代風に一番色濃く伝えているのが、松岡かまぼこ店と、カモカナちゃんなのは、間違いないでしょう。
新刊の第6巻に、サインもらいに行かなくっちゃ。