高知駅前電停がここにあった痕跡〔7664〕2024/04/09
2024年4月9日(火)曇り
そんな訳で、しつこいけど今朝も鉄ネタ。しつこいねー。何故かと言うと、今日は6時の南風に乗って出張なので。6時前、高知駅へやって来ました。雨上がりの高知駅。
今の駅舎ができたのは2008年2月なので、もう、16年も前になります。それまでの駅舎やホームの風景はまだ覚えているけど、段々と記憶も薄れていくんでしょうねー。
薄れた記憶といえば、土電の電車の終点、高知駅前電停は、かつて、この歩道橋の下にありました。はりまや橋から北進して来た電車は、高知駅前の交差点で右折し、その歩道橋の下が電停。2001年までは、そう。
電車から汽車(高知県人にとっては今も、JRは「汽車」で、とさでん交通の電車が「電車」ですね)への乗り換えは、歩道橋を渡って結構歩かんといけませんでした。昨夜みたいな雨だと、傘差さんといかんので、乗り換えがちょっと大変やったあの頃。
2001年にまっすぐ北進したところに電停ができて便利になり、高架工事が完了して現在の駅舎が営業を始めた際に、現在のきれいな電停ができました。雨が降っても濡れずに乗り換え。
実は、昭和26年(1951年)までは、高知駅前電停は、まっすぐ北進し、駅前で左折したところにあった、といいます。僕は知らんけど。そちらに国鉄貨物の引き込み線があって、貨物の積み下ろしをしていたので、それに隣接する必要があったのかも知れません。その高知駅前電停がこの歩道橋の位置に移されたのが1951年。理由は、わからない。自動車が増えてきたこととか、関係あるんでしょうか。その時に、まっすぐ北進させて高知駅と直結させる、という発想はなかったんだろうか。
この歩道橋下に高知駅前電停があった痕跡は、今も確認できます。歩道橋の、「←高知城」と書かれた表示板の左。青い道路標識のある部分をよく見ると、左右に、縦に、黒い線が走っているのわかりますでしょうか。あそこから、この道路の真ん中にあった停留所に階段が降りて来ていました。その部分を塞いだ痕跡が、黒の縦線。階段はこちら側と向こう側、両方にあったので、向こう側にもちゃんと、痕跡が残ってます。残っているのは嬉しいよね。嬉しくないですか?
特急南風は、今、高知駅を発車しました。アンパンマン列車。来年の朝ドラ「あんぱん」、楽しみやねー。来月くらいから、弊社でも「あんぱん」絡みを少し始めて参りますので、乞うご期待!