丸亀城の花崗岩打ち込みハギ〔7612〕2024/02/17
2024年2月17日(土)晴れ!
昨日は飲みました。昨日も、飲みました。弊社へ納入くださっている酪農家さんたちと、弊社社員さんと、酪農関係者の皆さんと。普段は香川でお仕事されている業者さんも来てましたが、高知でこんなことが行なわれていることに、驚いておられました。乳業メーカーと酪農家さん、そして県庁畜産部局の方などが、こんな感じでしょっちゅう飲んでおり、それも昼間っから大騒ぎしながら飲んでいるのが、信じられないとのことでした。そう。僕らは結構、幸せなのかも知れません。
まずは葉牡丹で乳質表彰。参加者それぞれの挨拶があって、12:30から飲み始め。途中、場所をひろめ市場に移して、やりきりました。僕らは結構幸せなのかも、知れません。
そんな訳で、今日は香川方面へ来てます。仕事です。
ついでに、丸亀城の石垣を撮影してきました。丸亀城は、高知城などと同じく江戸時代の天守が残る12のお城のうちの、ひとつ。やけど、やはり丸亀城を有名にしているのは、石垣でしょう。「石垣の名城」と呼ばれている、丸亀城。
江戸時代初期、石垣を積む技術がひとつの頂点を迎えた時期に、うつくしく積まれた石垣。ほとんどの石が、花崗岩。そりゃあそうだ。瀬戸内は花崗岩地帯であり、ふんだんに花崗岩が採れたからこそ、このような石垣を積むことができたんでしょう。地質がつくった美しい石垣。
この場所の高石垣は、20m以上の高さを誇ります。美しいねー。花崗岩の打ち込みハギ。四角く形を整えた花崗岩を横に並べていく布摘みで、強度というよりは美しさを追求したんでしょうか。少し空いた隙間に小石を詰め、強度を出しています。
大手門のところは切り込みハギ。切り出した石を、隙間なく並べています。山の南東の麓には野面積みもあって、丸亀城はまるで石垣の展示場。
この角の部分は、当然算木積みで、上に行くに従って急勾配になる「扇の勾配」が美しいねー。鍛えた忍者でも、これを登るのは難しそうだ。
ただ。2018年の西日本豪雨で、「帯曲輪」と「三の丸」の石垣が崩れてて、今は復旧工事中。工事で取り外す石は,、なんと12000個。工事は2027年までかかるんだそう。野面積みではないので、穴太衆は来ないでしょう。修復工事をすることで、江戸時代の技術がどんなものだったのかを知ることもできる訳で、花崗岩の打ち込みハギを実践してみる貴重な機会にも、なるね。