高知の山にもロマンがいっぱい〔7607〕2024/02/12
2024年2月12日(月)晴れ!
先日の、日高村での吉田勝次さんの講演。本当に面白かった。そして、夜は、吉田さんを囲んでの懇親会にまで参加させて頂いたのでした。いやー、楽しかった。日高村の関係者さん、本当にありがとうございました。
その懇親会には、日高村の関係者ほか、たくさんの洞窟好き、地質好き、地学好きが参集。専門的な知識を持っている方も多くて、いやー、楽しかった。宴が進むほどに、吉田さんの周りに人が集まり、自分が見つけた穴についてのこととか、地質図を見ながら吉田さんの見解を聴いたりとか、素敵な話が広がっていました。僕も、吉田さんにはいろんなこと聞けたし、「洞窟ばか」初版本にもサイン貰えたし、大満足。
また、参加されてた方とも、たくさんお話ができました。県外から高知の地質調査会社に就職されてた方とは、石積みの話で盛り上がったりして。
で、県内各所に、洞窟や洞窟の入り口らしきものなど、これからの可能性を秘めたものがたくさんあることも、情報共有。佐川町や日高村、土佐市などにもそんな情報、多いんですね。秩父帯で石灰岩層が伸びていることから、夢が広がるねー。石灰岩層で水が豊富であるというのが、洞窟が発達する条件なので。
そんな情報のひとつに、佐川町の、不動ヶ岩屋界隈の話がありました。不動ヶ窟洞窟は、縄文時代草創期、一万年から一万二千年前の、住居遺跡。高知では貴重な時代の遺跡。このにっこりでも幾度か紹介してきた不動ヶ岩屋やけど、この界隈の山に、洞窟の入り口らしきものが結構あるらしいんですね。
洞窟の入り口ってのは、通常、土砂とかで覆われていることが多いとのこと。小さな小さな隙間のような穴が、実は大きな鍾乳洞の入り口だった、みたいなこともあるようなので、ロマンやねー。
そんな訳で、今日は、久々に不動ヶ岩屋洞窟。
初めて訪れたのは18年前で、12年前、9年前、4年前と、同じようなアングルで撮影してます。ヤマカガシに遭遇したことも、ありました。不動ヶ岩屋遺跡の調査も、もっとやったらいいね。そして、界隈にひょっとしたらもっと大きくて長い洞窟がないのか、探検してみたいね、などと思うのでした。
不動ヶ岩屋の近くには、石灰石の採掘場があります。ありました。今はやってません。不動ヶ岩屋のある山は石灰石の巨岩が剥き出しになった山。なので、石灰石採掘もやってたんでしょうね。
その採掘場跡に、穴が。すぐそこで塞がれている大きな穴があります。上にも下にも隅っこにも、奥につながっていそうな、小さな穴。探検してみたいねー。
吉田勝次さんのお陰で、高知の山にもロマンがいっぱい。