長浜の三叉路〔7548〕2023/12/15
2023年12月15日(金)小雨
ここは未明の長浜。ここ。この三叉路を南へ行くと桂浜で、東へ行けば御畳瀬。みませ。交通の要衝、長浜の三叉路。
昨夜、この先の「御畳瀬」という焼肉屋さんで、おいしい刺身と焼肉とお好み焼きとを食べてました。絶品です。で、車を置いて帰ったので、今朝は、小雨降る中、ポンチョ着て自転車で車を取りに向かったのでした。近年のコンプライアンスに鑑みて、ちゃんとヘルメット冠ってね。気温は高め。霧のような雨が落ちてくる、長浜。
僕は、大学生時代から、雨の日に自転車に乗るときはポンチョを着ます。ポンチョってのは、広げるとただの長方形。真ん中に穴があって、フードが付いてます。で、その穴に頭を突っ込み、両脇にあるボタンをとめる。簡単なつくりやけど、暑くても蒸れんし快適。着脱もとても簡単なので、重宝してます。
長浜という地名は、この、太平洋の波が洗う長いビーチに由来。戦国期には永浜とも書かれた、長浜。本山氏の勢力下にあった長浜城を長宗我部軍が急襲し、戸の本の戦いを経て長宗我部の支配下となった話は、以前にも書いたね。
瀬戸から太平洋につながるバイパスができるまで、この道が桂浜、浦戸へと向かうメインルートでした。大型バスが、家の軒に当たりそうになりながらすれ違っていた。僕にはそんな記憶が、あります。この三叉路から西側、南側が長浜の街の中心部。交通量も多くて、かなり栄えてましたよね。浦戸で生まれ育った母は、ここを通るたびに、かつての賑わいのことを話してくれます。
この向こうには宇賀神社。平安時代、858年から887年までの歴史を記述した「日本三代実録」に「宇賀神」とあるので、古い古い神社でしょう。幾度か書いた「宇賀長者」伝説がある宇賀神社。宇賀長者を祀るとも、その御先祖を祀るとも言われてます。
宇賀長者伝説については、こんな感じ、こんな感じで書いたこと、あります。この、深浦神社の伝説については、このページに詳しいですね。
ともあれ、長浜という土地は、かなり古くから栄えていたんでありましょう。今朝5時過ぎ、小雨の長浜は、静かに静かに静まりかえっておりました。