一畑電車の朝〔7509〕2023/11/06
2023年11月6日(月)曇り
出雲へ来てます。出雲市。島根県。今日こちらで仕事があって、昨日からやって来てます。早めに着いたので、出雲大社、古代出雲歴史博物館を見て来ました。古代歴史博物館は見どころ満載でお腹いっぱい。時間がある時、ゆっくり廻りたいねー。
泊まってたのは、出雲市駅前の、一畑電車グループが経営するホテル。これはもう、一畑電車に乗ってみん訳には参らん、ということで今朝乗ってきました。
一畑電車。この鉄道、そもそも、出雲大社への参宮鉄道として構想されたもの、らしい。伊勢神宮とか太宰府天満宮とか、近所では金比羅さんのコトデンとかと同じ。ところが鉄道省の大社線構想とバッティングする、ということで認可されず、代わりに、一畑薬師さんへの参拝鉄道ということで設立され、大正3年に開業したという一畑電車。いや、当時は軽便鉄道。
昭和になってすぐ、電化と出雲大社までの路線ができて、一畑電気鉄道となってますね。省線の大社線とはルートを変えることで、認可されてます。
そんな一畑電車。宍道湖の北岸を松江まで走る路線と、途中から分岐して出雲大社まで行く路線。ローカル鉄道の宿命で、経営も大変やけど、自治体の支援を受けながら、地元の足として頑張っている一畑電車。人口減少社会の中で、この一畑電車がなくなると、宍道湖北岸は大変。なんとか頑張って欲しいね、地方鉄道。
この電車、終点が「松江しんじ湖温泉駅」。松江市役所の近くではあるけど、JR松江駅までは2.3km、徒歩約30分。これ、つながってたら状況も変わると素人ながらに思うけどねー。1990年にJR大社線が廃線となっているので、一畑電車が唯一の参宮鉄道になった訳やけど、JR松江駅から一畑電車で出雲大社へ行けたら便利だし。
今日は「電鉄出雲市駅」から「一畑口駅」を往復してきました。保線も車両もお金がかかるのでしょう。揺れるね、なかなか。この揺れが、僕らには堪らないのであります。わかりますでしょうか。
始発の電車やけど、乗客はそこそこ乗ってます。通学する高校生が多いねー。大切な、住民の足になっていることは十分実感できました。
ここは電鉄出雲市駅のホーム。始発の電車が停まってます。駅の自動券売機はSUICAも使える最新鋭。やけど、改札で感動しました。この切符、ご覧ください。乗車券に入れられたハサミ。懐かしいねー。以前は当たり前やった、切符へのハサミ入れ。今はもう、なかなか見かけることないなったけど、一畑電車にはありました。いや、いいもの、見せて頂きました。
宍道湖の美しい日の出を見ながら、揺れる一畑電車を堪能してきた、朝。さあ、それはそれとして、仕事仕事!