青白珪石〔7487〕2023/10/15
2023年10月15日(日)秋晴れ!
昨日は小雨が少しパラつくお天気でしたが、今日は快晴。見事な秋晴れ。気候もよくなって、お出掛け日和ですなー。善き哉善き哉。
先日、日高村の日下でお客様と飲んでまして、JRの最終の汽車に乗って帰りました。日下駅22:16発の各駅停車高知行き。その汽車を日下駅待合室で待ってますと、日高村の知人Oさんと遭遇、一緒に、高知行きに乗って色々とお話しました。日高村役場の方で、とても熱心。しかも地質や石にもご興味があられる方。素晴らしいね。で、以前、僕が日高村松岡家住宅のチャートの石積みのこと書いたけど、それを教えてくれたのも、そのOさん。
で、その後もいろんな石について調べておられ、その松岡家住宅にも、その他の場所にも、チャートっぽいけど青い色が特徴の石がある、ということでいくつか写真を見せて頂いたのでした。
高知でチャートと言うと、茶色っぽいのが多くて比較的デザインが均質で似通ってます。が、全国的に見れば同じチャートでもデザインは様々で、こんなのもチャート?と思わされるようなのもありますねー。ご教示頂いた青い石は、普通の堆積岩でも火成岩でもないみたい。
後日、その写真を岩石に詳しい方に鑑定していただくと、やはりチャートでした。しかも、仁淀川の勝賀瀬界隈で、かつて、「青白珪石」や「赤白珪石」が採取されていた、という貴重な情報も頂戴。なるほど。この、「青白珪石」「赤白珪石」というのは耐火性が高くて、耐火煉瓦の材料として使われたりしてたんだそう。あ、珪石とチャートは、まあ、同じようなものと考えてください。で、つまり、仁淀川のこの界隈のチャートには「青白珪石」「赤白珪石」があった、と。そしてそのうちの「青白珪石」が、仁淀川筋の石積みなどに使われていた、という話みたいです。
そんな訳で、今朝、松岡家住宅の石積みの「青白珪石」を撮影してきました。
ちなみにこの松岡家住宅がある場所の地名は「岡端」。おかばな。地形図で見たらこうなってて、たぶん「岡」の「端っこ」という意味の地名。その「端」を「花」に変えて、可愛らしい駅名にしたんでしょうかね。知らんけど。
地質図見ると、この南の小山には、オルドビス紀からシルル紀の花崗閃緑岩があるではないか。高知では結構珍しい花崗閃緑岩。うちのマンションの階段吹き抜けの敷石にもあるけど、こんなところにあったのか。今度、見に行ってみよう。石の世界は、奥が深いねー。