ビールdeトレイン〔7485〕2023/10/13
2023年10月13日(金)秋晴れ
ビールdeトレイン。
土佐くろしお鉄道さんが、こんな企画をやってくれました。ごめん・なはり線で1便限定の生ビール販売列車を走らせる、という企画。生ビールが1杯500円で、奈半利町「葉牡丹」の手羽先も1本100円で販売してます。乗車券のみで利用できるという素敵な列車。いいねー。パンチdeデートが懐かしい。
これからの鉄道、地域公共交通をどうするべきか、みたいな話をこのにっこりひまわりにビッシリ書いておる僕としては、どんなもんか体験してみんといかんでしょう。体験しちょかんといけません。汽車で生ビール飲みながら移動する、という企画は、まあ、僕のためにあるような企画だ。
土佐くろのHPでは、こんな感じで告知してます。奈半利駅17:48発高知駅行きの各駅停車に、専用の列車を1両増結なんだって。いいねー。
土佐くろしお鉄道は第三セクター会社。で、廃線にするとかなんとかいった議論の対象にはなってないので、これからも安心して利用できる鉄道では、あります。ただ、地方鉄道の例に漏れず、そんなに経営は楽チンではないので、色んな企画を立てて努力しておられます。
そう言えば、土佐くろさんの主催ではないけど、10年ほど前、こんなイベントもありましたねー。「第一回戦国合戦ウォーク~長宗我部元親対安芸国虎~」。楽しかったけど、第二回以降があったとは聞いてない、まぼろしのイベント。
それはともかくビールdeトレイン。
こないだ、存廃議論の対象となっているJR芸備線で、沿線に酒蔵が多いことから「呑み鉄鈍行ちどり足号」という列車が走った記事、紹介しました。
長距離列車がなくなってきて、食堂車もなくなり、車内販売ですら風前の灯となってきた昨今、僕のような鉄分を含んだ人間にとって、汽車で呑みながらのったりまったり、というのは非常に嬉しくも貴重な機会なのでした。
ぐるりと回って同じ駅に帰ってくる、豪華企画列車というのがあるのは、知ってます。人気らしいね。しかし僕らのような昔からの呑み鉄が期待するのは、そんなんではなく「移動の手段」としての鉄道で、旅情をゆっくり楽しむこと。豪華な料理も素敵なもてなしも必要が、ないのだ。
ぐるりと回って帰ってくるのでも、「おきゃく列車」ならいいね。汽車の中、電車の中が居酒屋になってて、「おきゃく」ができるようになってたら、それは楽しい。とさでん交通さん、コロナ前までは貸切の「おきゃく電車」を走らせてくれてたけど、復活して欲しいねー。異様に盛り上がるんです、あれ。
今日のこの企画を膨らませて、例えば、高知駅から安芸駅まで貸切のおきゃく列車を連結し、安芸駅で高知行きの列車に連結し直して帰ってくる、みたいなのがあれば、宴会、やってみたいね。
夢が膨らむビールdeトレイン。
安芸駅からかなり乗ってくるとのことなので、まだ少し静かな車内でゆっくりのったりまったりやりながら、このにっこりを書きました。