堀川の桜、三分咲き〔7282〕2023/03/24
2023年3月24日(金)曇り
そんな訳で、高知。なんか、スッキリしないお天気ではありますが、桜は着々と開花してます。ここは今朝4時半の堀川。鏡川大橋北詰の側道から撮影しました。高知市内でも有数の桜の名所、堀川は、こんな感じ。明日明後日の週末は、まあまあの桜の下でお花見ができそうなんですが、予報ではあいにくのお天気。さて。どうなるんでしょうか。
以前にも書いたことあるけど、ソメイヨシノの寿命って概ね60年くらい、らしい。樹齢30年~40年でピークを迎え、それからは花の数も減っていくんだそう。とすれば、この堀川の桜は、そろそろピークを過ぎかかっているのかも知れんね。
昔、テレビ高知でやっていた「はらたいらのおらんく風土記」で、堀川の風景を紹介してたのを、再々放送みたいなので観たこと、あります。昭和57年に撮影されたもの。若い若い伊藤周子アナウンサーが、若いはらたいらさんと一緒に堀川を歩く。地元の名士で今は亡き横山さんにお話しを伺う。
まだ高知パルプの影響でドブ川のように汚れていた堀川を、地元の有志がキレイにしようと立ち上がる。そして、川沿いに、桜を植えたのでした。
横山さんの話。「地域のひとが、堀川界隈をキレイにしようと植えました。将来、大きゅうなって、桜の名所になったらうれしいねー」
そんな内容のことを話されてたと記憶します。そしてその映像には、まだ小さい小さい桜の樹が川沿いに並ぶ姿が写っていました。昭和57年のこと。1982年。僕が大学3年生。今から41年前。
つまり、現在の堀川の桜は、植えられてから少なくとも四十数年経過している訳で、ソメイヨシノの生態で言えばそろそろピークを過ぎかかっていることになります。
こないだ書いたように、このにっこりひまわり、間もなく20周年を迎えます。一日も欠かさず20年。書き始めたのは2003年4月17日で、残念なことに2003年のお花見シーズンは終わってました。2004年には、幾度か、堀川の桜をご紹介してます。今から19年前。堀川の桜は植えられて20年~30年で、年々素晴らしくなっていってた、そんな時代。
あの頃の写真と見比べると、桜にもちょっと古木感が醸し出されるようになってきた、今日この頃。
四十数年前、この川をキレイにしようと行動した人たちのお陰で、この美しい桜を眺めることができる。そろそろ、そんな「先人」の志を引き継がんといかん時代が近づいてきているのかも、知れません。
ともあれ堀川の桜は三分咲き。来週末が楽しみ。晴れるといいね。