特別賞とは〔7252〕2023/02/22
2023年2月22日(水)晴れ!
「高知県地場産業大賞」というの、ご存知でしょうか。今年で37回目という歴史ある表彰で、「高知県内で作り出された優れた地場産品や地場産業振興に貢献のあった活動を顕彰する賞」とのこと。毎年、なかなか優れた地場産品が表彰されてて、今年の大賞は、高知県酒造組合の「宇宙酒から宇宙深海酒へ、世界に向けて発信!」という取り組み。そう。以前、弊社も関わった土佐宇宙酒の進化版として取り組まれたもの。
そして、産業振興計画賞が2点選ばれ。地場産業奨励賞が11点。高校生の活動に送られる地場産業次世代賞が4点の選出となった、今回の表彰。
そんな中。今までなかった「特別賞」という賞が、弊社の取り組みに与えられたのでした。そう。弊社が一昨年から始めた「ストローレス対応200ml紙パック飲料」が、特別賞を頂いたのであります。いや、審査員さんも、困惑してましたねー。
今回の応募総数は57件。で、書類審査を通過した取り組みが24件。書類審査を通ると、大勢の審査員さんの前で最終審査のプレゼンをする訳です。去年、行きました。僕が、行きました。
で、なんでこういう取り組みを始めたのか、から始まって、ストローレス紙パックへの思いを述べて来た訳です。プレゼンしながら、自分でも、これがこの大賞の趣旨である「地域振興」や「地場産業の振興」という意味合いではちょっと違和感を感じてたんですね。この取り組みの価値は、弊社がこの紙容器を始めたことで、このたった2年間で全国に波及し、学校給食用牛乳を中心に、びっくりするほどの広がりを見せた、というところにあります。弊社だけでは、全国的に見たら小さな取り組み。しかし。これがきっかけとなって、何倍、何十倍もの脱プラ効果がまたたく間に全国に広がり、その勢いはまだまだ続いているんですね。
そして、学校給食現場での脱プラの取り組みは、子供達への教育効果も、あります。
そんな意味で、日本の脱プラを推進するひとつの大きなきっかけとなった、弊社の「ストローレス対応200ml紙パック飲料」。
そんな話をプレゼンしてたら、審査員さんも、感心しつつ困惑しているのがアリアリとわかったのでした。「地場産業の振興?」「地域貢献?」
実際、審査員さんからの質問、ご意見にも、そんな当惑が反映されてたのを覚えてます。
そんな訳で。
ここからは僕の想像。地場産大賞の趣旨から言えば外れているけど、素晴らしい取り組みであるのは間違いない。なんとか表彰する方法はないだろうか。という訳で、今まで存在しなかった「特別賞」という賞をそれこそ特別に設けて与えよう、てなことになったんではないでしょうか。
いずれにしても、ありがたいこと。審査員の皆さんに感謝申し上げます。
先日、表彰式に行ってました。受賞された皆さん、それぞれ素晴らしいですね。そんな熱い空気を共有できただけでも、表彰を頂いた価値、ありました。
今日の高知新聞に、受賞された取り組みが、紹介されています。