松山城の桜と井戸と猫〔723〕2005/04/08
2005年4月8日(金)曇り
今日も松山。
昨日は、宇和島方面でお仕事でした。すごいですね、あの界隈の桜。宇和島の闘牛場のある山は、もう満開の桜が咲き乱れ、数組の方々がシートを広げてお花見をしよりました。う~ん、うらやましい。
圧巻は、現西予市の、明浜町から宇和町へ抜ける道沿いの景観でした。ここは野福峠という峠を越える山道で、明浜の海岸からどんどんどんどんと急な坂道を登ります。すると、ホントにきれいな海が眼下に広がるのでありますが、この道路沿いにかなりたくさんの桜が植えられちょりまして、満開の桜と海の取り合わせがそれはそれはお見事でした。
言葉ではなかなか説明ようせんのが辛いですね。けんどホントに凄いです。高知から遠いのが残念ですな。
今朝は松山城の山を攻め登り、詰の段の桜を見に行っちょりました。写真は、その段にある井戸の前から満開の桜を撮影したもの。きれいでしょ?
天守閣を作るこの段を造成した際、二つの峰の間を埋めて平に均したそうで、その峰の間にあった湧き水を、井戸として残したのだそうです。写真をよくご覧下さい。井戸の蓋の上に白い猫がドスンと鎮座しちょります。まるで井戸を守るように。辺りをヒトが通っても、悠然と睥睨しよりました。なかなかの雰囲気をもった猫さんでした。
現在松山城の天守閣は足場とシートで覆われ、その勇姿をみることができません。修築中なんですね。賤ヶ岳七本槍の加藤嘉明が築城してから400年余、色んな紆余曲折を経て、現在の姿になっちゅう松山城。美しい平山城であります。