横倉山の、虹〔7190〕2022/12/22
2022年12月22日(木)晴れ!
今日は高知。昨日の夕方戻ってきましたが、暖かいね。しかし高知も、この週末にはまたまた冷え込む予報。今日は冬至。明日から毎日、昼間が長くなっていくけど、冬本番は、これからだ。
クリスマスは、クリスマスらしい、冷え込んだクリスマスになりそうですね。
さて。冬至の今朝、松山へ。早朝、会社でふた仕事済ませてから、国道33号線を走って、松山へ。今日は雪もなく、快適に車を走らせること、できました。
高知県は、良質の石灰岩が産出する地層で有名。稲生とか鳥形山とか、土佐山とか。いずれも、石炭期、ペルム期からジュラ期にかけて、形成された石灰岩。いわゆる付加帯。
ところが、越知町の横倉山山頂界隈の石灰岩は、シルル紀を中心にした4億年前のもの、とされています。それは桜色をしていて、「土佐桜」という名前で重宝されている美しい石灰岩。相撲取りの名前みたいやけど、違います。
地理院地図のシームレス地質図で見ると、こう。この横倉山の地層は、日本でも最古級の地層ということで有名。古い古い化石が産出される、4億年以上前の地層が、そこにあります。壇ノ浦合戦を逃れた安徳天皇がやってきた、という伝説でも有名な横倉山は、色んな意味で、歴史上価値のある山だったりするのでありますね。
越知の街を通り抜けておりましたら、その横倉山の方に、虹が。昨夜からの雨が残っているうちに朝日が差し始めたので、虹が出ました。なんという美しい虹。日高村を抜けるあたりから、ずうっと進行方向に見ええた、虹。
実は、日下あたりでは、ダブルレインボウになってました。虹が、二重になってるもの。以前、このにっこりでもご紹介したな、と思って調べてみたら、なんと11年も前のことでした。日野皓正さんのアルバムの名前にもなっていた、ダブルレインボー。僕らが若い頃のジャズのスターだった日野皓正さんは、今年で80歳。まだまだお元気で演奏活動やってると言います。ヒノテルといい、ナベサダといい、すごいね。
虹の話でした。この、安徳天皇伝説に彩られ、4億年以上の歴史をもつ横倉山にかかる、虹。昔のひとは、こういう風景を見て、そこに神を感じたりしたのでしょうか。この風景。僕も、何かを感じないわけには、いかない。悠久の時間の中で、大自然の営みの中で、長い長い歴史が刻まれている、ということを、実感しながら、松山へ向かっています。虹を見ながら。なんか、いいことあると、いいね。
がんばって仕事しなくっちゃ!