東別府駅の2年8ヶ月〔7187〕2022/12/19
2022年12月19日(月)晴れ!
前回ここへ来たのは、桜の季節だった。2年8ヶ月前、2020年4月のこと。2020年4月というと、コロナ騒動が始まって間もない頃。全国一斉休校とか、とにかく世の中がコロナを恐れて戦々恐々としていた時期でした。ほとんどの観光が中止となり、人の往来も激減しておりました。そう。もう、3年近くになります。
あの日は、大分駅前のホテルに泊まってて、ここまで走ってきたのでした。ここは、東別府駅。なかなか素敵な駅舎が印象的だったので、前回もその駅舎の前で写真、撮ったのでした。今回は、別角度から。向こうの灯りが駅舎。右の石碑は「停車場建設記念碑」。停車場という響きがいいねー。
前回も書いたけど、この駅舎は明治44年に「浜脇駅」として開業した当時の建物を修復したもの。開業当時の雰囲気を今に伝える素敵な建物。で、前回は、1人の駅員さんが、朝の準備に勤しんでおられました。が、今朝は誰もいない。時間が早過ぎたのか、と思ったけど、そんな感じでもない。
調べてみました。この素敵な東別府駅は、今年3月に無人化されていたのでした。なるほどねー。ただ、無人駅になったけど、駅業務を「別府鉄道0B友の会」に委託する「簡易委託駅」になったとウィキに書いてるので、ひょっとしたらこの後、この駅舎で業務をされる方が出勤するのかも、知れませんね。そうだといいね。
この3年近くの間に、随分と色々と様々に変わりました。コロナも始まって3年近く。あの頃、3年後にまだコロナコロナ言うてるなんて、思ってもみなかった。夏頃には収束するろうか、とか、年内いっぱいはかかるかも知れんねー、とか、ワクチンができるまでは終息せんがやろうね、とか、今考えると結構お気楽なこと、言うてました。ワクチンできても、こんな感じですきんね。
それでも、かなり日常が戻ってきました。昨夜は別府に泊まっておったんですが、ホテルも外国人観光客が多いし、街にも日曜の夜というのにまあまあの人出。徐々に、社会も落ち着いてきてます。まだまだコロナは収束せんけど。こうやって徐々に、コロナが当たり前の世の中になっていくんでしょうかね。
以前にも書いたように、別府は、北と南を断層で挟まれた陥没地形。その陥没帯に、背後の火山鶴見岳から流れて来た土砂が堆積した扇状地にできた、街。地理院地図の地形分類図で見るとこうですきんね。まさに、火山によってできた街。なので、そこに豊富な温泉が湧出する訳で、まさに地形、地質がもたらした賑わい。
260万年前に始まり、その後の幾度かの火山活動によって、今の別府ができあがりました。そんな地質学的時間の中では、ここに駅舎ができたのも最近のことで、コロナが始まったのは、ついさっき。
時の流れと世の中の変化を体感しながら、さあ、仕事を始めよう。大分は、とても良いお天気です。