五台山展望テラスより〔7108〕2022/10/01
2022年10月1日(土)秋晴れ
10月になってしまった。はやいねー。コロナだウクライナだと騒いでいるうちに、はや、10月。まだ日中は暑い高知県地方やけど、見上げると真っ青な秋の空。
今日は仕事。用事があって五台山へ来てます。そこで、こないだ完成したという木造の展望テラスへ立ち寄ってみました。その上からの景観は、これ。
この左手の旧展望台が撤去されんことには、ちょっとね。来年4月の、朝ドラ開始までには、素敵な風景になるんでしょうか。
幾度も書いてきたように、昔、この旧展望台のところにはチャートの巨岩があって、「見国嶺(けんこくれい)」と称された名所でありました。巨岩の上からの眺望が、昔から、名物であった。竹林寺さんにお参りする方々は、そのチャートの巨岩に登って高知の城下を見晴らしたでしょうか。
その頃は、眼下の木々もそんなに大きくなかったので、岩の上からでも、旧展望台からの眺めくらいのインパクトはあったのだと思います。
その見国嶺の巨岩は、どうやらこの展望台を建設する際に撤去されてしまったと思われます。この横の公園には根の生えていないチャートもあるので、ひょっとしたら、それは見国嶺の巨岩の痕跡なのかも知れませんね。知らんけど。
さて。
この展望テラス。こないだ、新しい展望台ができるまでの「仮設」みたいなこと書いたけど、県庁のホームページ見るとどこにも「仮設」とは書いてないので、新展望台ができても残されるのかも、知れません。まあ、せっかく作ったもの、もったいないですきんね。
で、この眺望、どう思われますか?
ちなみに以前の旧展望台の眺望は、これ。やはり、旧展望台の方からがいい景色なのは仕方ない。ここは「見国嶺」じゃないですきんねー。
で。やはり、眼下の木がマギるよね。樹々が邪魔して浦戸湾のこっちの方が隠れてる。せっかくなんで、少しだけ伐採して海が見えるようにしてもいいね。なにより、なんか、鬱陶しい。
こないだ、県の文化部局の方とお話したときに、あちこちの城跡の詰の段の鬱蒼とした樹々、伐採しませんか?と申し上げたことでした。別に天守みたいなののニセモノ作らんでも、樹々を伐るだけで、その城に暮らした武将たちが見た風景が蘇り、いろんな想像、妄想をすることができるのに。
文化振興当局も、そういうこと、考えてない訳ではないみたいでした。ただ、土地所有の関係とかがあって、簡単ではない、とのこと。そうか。山って、持ち主がおりますもんね。
五台山。牧野もいいし、竹林寺さんも素敵。訪れた観光客さんの満足度は高いと思う。せっかくなので、取り壊した旧展望台の前の樹々だけでもなんとかしたらいいのにね、などと妄想する土曜のお昼。
でも五台山で一番眺望が良いのは、間違いなく、NHKさんの鉄塔の上だ。アナログ放送が終了した今、あの鉄塔に安全な外階段をつけて登れるようにしたら、ものすごい絶景を楽しむことができるのに、などとヤチもない妄想をしてる場合ではなくて、そろそろ仕事仕事。