ビートルズと松岡かまぼこと慎太郎〔7042〕2022/07/27
2022年7月27日(水)薄曇り
昨夜は蒸せましたねー。いや、暑かった。みなさん、お元気ですか?
ひまわり文庫の新刊を紹介をせんなって久しいけど、本、読んでない訳ではありません。暑いけど読んでます。今は「ビートルズ史[誕生]上下巻」という分厚いの読んでますが、これ、すごい。単行本で、1冊の厚さはなんと54mm。そんな分厚い本で、ビートルズの歴史を綴っているのであるが、上巻終わっても、まだ1960年。そう。まだ1回目のハンブルグ遠征から戻ってきたばかりで、リバプールで存在感を示し始めてた時期。目次見ると、下巻終わっても1962年。そう。つまり、ビートルズがレコードデビューを飾るまでの歴史だけで、なんと10cmを超える大著なのである。
ジョン・レノンをはじめ、彼らのヤンチャぶりは、人口に膾炙しているところやけど、あの数々の伝説って結構デフォルメされてたりすると思うじゃないですか。実際は、逆。世に出回っている伝説って、事実にオブラートがかけられている程度のものだとわかって、慄然としました。すごいです。いや、お薦めです。
本と言えば、こないだの高知新聞で、大橋通りの「松岡かまぼこ」のカナちゃんが描いた四コマ漫画「アテはテンプラ カモカナ!」が出版された話、書いてました。そこで先週末、松岡かまぼこさんへ行って、買ってきました。お店の前にテーブル置いて、カナちゃんが販売してたのが可愛かったです。そして、購入すると丁寧にサインしてくれます。いやー、得した。早速読んでみたけど、まあ、面白い。センスあるねー。
そして金高堂さんの「今週のランキング」見ると、なんと、「アテはテンプラ カモカナ!」が5位にランクイン。さすがだ。素晴らしいことやと思います。こういう取り組みは、元気が出るね。金高堂さんと松岡かまぼこさんでは、間違いなく売ってます。
この金高堂さんの「今週のランキング」見ると、面白いね。まだ読んでないけど、エマニュエル・ドットの新作は読んでおかなくちゃ。弊社のリープルとかコーヒーとか牛乳とかでデザインしてくれたことのある柴田ケイ子さんの著作が2冊入っているのも、嬉しい。
10位に、石原慎太郎「私という男の生涯」がランクインだって。なるほどね。僕は、「近代作家自筆原稿集」という本、持ってます。日本を代表する作家さんたちの自筆原稿を集めたもの。その文字にはそれぞれ個性があり、その作家さんの特徴が出ててとても面白いのですが、石原慎太郎の自筆原稿って、あの個性を表出して余りあるものが、あるね。ビートルズ史の向こうに広げてるけど、いかがだろうか。これ、読める人ってすごい。たぶん出版社には、この原稿を解読する石原慎太郎係がいたんだろう。この原稿にも、自筆の横に解読文が書かれてます。「俺は書きたいように書く。読むのはお前らの仕事だ。」といった感じで、石原慎太郎らしいねー、と思ったことでした。
そんな訳で、高知県人の皆さんは、松岡かまぼこさんへ行ってみよう。僕はミンチボールが大好きです。丸くないのにミンチボール。ミンチボール買って天ぷら買って、「アテはテンプラ カモカナ!」買って。今ならカナちゃんが目の前でサインしてくれますきんね。