佐川から須崎へ走る〔7033〕2022/07/18
2022年7月18日(月)曇り
今日は「海の日」とのこと。海は賑わっているんだろうか。コロナやけど。そんな海の日、早朝から走ってきました。海ではないです。山方面。早朝会社でふた仕事済ませてから、まずは汽車で佐川へ。来年の朝ドラが牧野富太郎を取り上げるとのことで盛り上がっている、佐川。素敵な町なので、知らずにやって来た観光客さんも、満足度高いでしょうね。佐川。
で、佐川駅から走りました。猿丸峠を越えて斗賀野。暑い暑い斗賀野の盆地から、斗賀野トンネルを抜けずに旧道の斗賀野峠を越えて、須崎へ。取り敢えずの目的地は、大好きな桑田山温泉。そうだやま温泉。
この2年くらい、腰を痛めてた時期は、自転車で行ってましたね。高知から。佐川経由やったり、浦ノ内経由やったりして。腰も快癒してきたので、久々に、RUN。佐川から桑田山までの旧道RUN、14km。暑かったー。でも心地よかった。
斗賀野峠界隈の山は、地質図で見ると、こう。仏像構造線の北側で、稲生の石灰山とか、鷲尾連山とかと同じ地層。なので、石灰岩が多いんですね。このブルーの部分が石灰岩層。遥か南の浅海で形成された珊瑚などの礁が、長い長い年月かけてプレートに乗って北上し、ユーラシアプレートに沈み込むときに付加帯となって、高知を石灰の産地にしたのだ。
なので、峠近くの採石場へ向かうダンプカーがひっきりなしに走る、旧道。
そして。斗賀野トンネルの南、吾桑との間には、まるでジブリに出てくるような素敵な工場があります。いろんなページで紹介されてる、山肌に構築された、ハウルの動く城のような、異世界。白石工業土佐工場。この工場は、豊かな石灰岩を利用して炭酸カルシウムをつくる工場って、知ってました?
こんなページがありました。
どうやら、石灰水を重力落下させる際に二酸化炭素と反応させて炭酸カルシウムを作るらしいので、あの急傾斜が役に立っておる訳だ。
仕事柄、白石カルシウムというメーカーは良く知ってますが、そのグループ会社が白石工業ということは、迂闊にも知りませんでした。そうだったのか。世の中、知らないことだらけ。この写真は、工場の一番上、国道から撮影したもの。
さて。今日は、桑田山温泉から歩いて吾桑駅へ。あそう駅。そこでまた汽車に乗り、須崎駅へ移動して、快男児太一がやってる駅前食堂で鍋焼きラーメン食べて、最終目的地は、久々の「書肆 織平庵」という予定。
RUNを控えてた時期、自転車に乗ってた時期には、しょっちゅう行ってました。尊敬する先輩、斧山さんが、齢69歳にして開店したマニアなマニアな本屋さんで、まあ、僕の、ツボ。久々に、本読みながらカクテル飲もうか。
ああ。海の日の、贅沢。