1922年〔6938〕2022/04/14
2022年4月14日(木)曇り
そんな訳で、100年前。弊社が創業した大正11年、1922年は、どんな年だったのか。どんな時代だったのかを、見てみましょう。
1922年。ヨシフ・スターリンがロシア共産党書記長に選出された年。ロシア革命って1917年と習うけど、それから紆余曲折があり、レーニンが死去してスターリンが権力を握る。で、ソヴィエト連邦が成立するのが1922年の12月。
それから100年経過し、似たような指導者が似たようなことをしているのは、人類の進歩の無さというかなんと言うか。高度情報社会になっても、なかなか人間の愚かさは変わらない。
さて。1922年のできごとは。
そう。江崎グリコさんも、1922年に創業してます。設立が1922年2月22日の2並びの日で、弊社より3ヶ月早い。
あとは、日本共産党が結成されたり、加藤友三郎内閣が成立したり。これは、大正デモクラシーの動きなどと連動して、日本の言論活動が少しだけ自由な雰囲気になっていたことと関係しますね。加藤友三郎は、海軍出身の軍人でありながら、ワシントン軍縮条約の締結、推進に尽力した人物で、僕の好きな首相のひとり。
あと、この年にオスマン帝国が滅亡してるんですね。あと、アインシュタインが来日したのもこの年。
そして3月に、上野公園で「平和記念東京博覧会」なるものが開催されてます。
翌年には関東大震災が発生し、昭和に入るとどんどんと言論統制と軍部の勢力拡張が続く訳で、その直前の、なんとなく自由な空気感が溢れたいい時代だったのかも知れません。大正11年。
弊社の創業とされる1922年5月20日。ウィキによると、龍谷大学と大谷大学に設立認可が下りてます。大学がたくさんできた年でもありました。小学館も、この年にできてるので創業100周年。
この年に生まれたのは、言わずと知れた瀬戸内寂聴さん。こないだ、100歳を目前にしてお亡くなりになりました。鶴見俊輔さんもこの年生まれか。水木しげるさんも、生きていたら今年で100歳。
そんな時代に創業した弊社も、100年を迎え、いろんなことに取り組んでいます。去年始めたのが、環境に配慮したストローレス対応の脱プラ紙パック。全国に先駆けて、去年1月に始めました。そして大反響。
各地の学校や教育委員会などから問い合わせを頂き、この春から、かなり多くの自治体で、ストローレス対応の紙パック牛乳が始まったと聞いてます。この、学校給食での脱プラの流れを創ったのは弊社だと自負しております。そして、グリコさんも検討しているそう。
そう。
グリコさんの創業は弊社より3ヶ月早いけど、ストローレス対応は、弊社の方が早かった、というのが、今朝のオチなのでした。