土佐町と本山町〔6883〕2022/02/18
2022年2月18日(金)晴れ
本山と田井、本山町と土佐町って、その中心街がすぐに隣接してて、なんとなく一体の街みたいに見えるけど、土佐町は土佐郡で本山町は長岡郡。平成の大合併でも、一緒になることはありませんでした。色んな歴史的背景があるんだろうね。
戦国時代、本山には本山氏、土佐町には森氏が栄え、双方とも土佐の中原まで勢力を伸ばしておったのは、ご承知の通り。その時代から、違う支配者による違う地域という認識があったんでしょうかね。
ともあれ、今も、違う行政組織でそれぞれが個性を発揮しております。
ややこしいのは、中学校。土佐町には、土佐町立土佐町中学校があり、本山町には本山町立本山中学校があったけど、本山中学校は、今は本山町立嶺北中学校。ところが、HP見てみると、本山町土佐町中学校組合立嶺北中学校というのも存在するみたいに、見える。土佐町中学校は、まあ、普通の町立中学校。では嶺北中学校は。
嶺北中学校は、本山に昔からある県立嶺北高校に併設された中高一貫の学校になりました。本山中学校が母体となって。でも、どうやら学区の指定はない模様。入試に受かればどこからでも入学できる、中高一貫の嶺北中・高等学校になっているのでした。嶺北中学校の設立主体は「本山町」らしいけど、「本山町土佐町中学校組合」というページもあって、なんともかんともややこしい構図になっているのでした。ついてきてますか?
本山町や土佐町の子どもたちは、どっちの中学校を目指すんでしょうね。
さて。
ここは、土佐町宮古野。ここに、県下でも有数の、とても良い経営をされておられる酪農家さんがおられます。宮本牧場。ご主人は僕と同い年。で、なかなか熱心で優秀な息子さんが、今は一緒に酪農経営をされておられます。今日お邪魔したのは、乳質表彰の賞状とトロフィーをお渡しする為。
以前にも書いたけど、ひまわり乳業へ生乳を出荷してくださっている県下の酪農家さんで構成する「高知県中央酪農組合連合会」という組織があります。近年、この宮本牧場も所属する土佐町酪農組合さんの生乳も弊社に出荷されるようになり、その「高知県中央酪農組合連合会」の一員となりました。
で、その連合会では、組合員のレベル向上を目指して、乳質表彰をおこなっております。毎年、2月初めくらいに、新年会と合わせて乳質表彰式をやってきたのですが、去年、今年とコロナのせいで、新年会、表彰式は中止。でも、表彰だけはやろう、ということで、昨年一年間の乳質データを審査して、最優秀1名、優秀3名を選定しました。表彰式がないので、手渡しになりました。
昨年一年間の乳質で最優秀を獲得したのが、ここ、土佐町の宮本牧場さん。初受賞。ということで、早朝からやって来てます。
牛舎もキレイで、とても優秀な酪農家さんです。久々に、酪農情勢など、お話ができて良かった良かった。
写真、右手が宮本牧場さんの牛舎で、左に見えるのが土佐町立土佐町中学校。宮本さんに聞くと、土佐町の子は、やはり今まで通り土佐町中学校へ通うそう。本山の子は、嶺北中学校。
本山町立と本山町土佐町中学校組合立については、聞くこと忘れちょった。
まあ、主体がどうであれ、子供は育つ。子供は宝。ここの息子さんのように、地域を愛し、地域で働く子が多く育ってくれたらいい、と思った朝。嶺北は、南国市よりはかなり、冷やいです。
今日は、賞状持って、県下をあっち行ったりこっち行ったりせんといかんので、美しい嶺北でゆっくりしよりけに、なりません。