南海地震、DMV〔6824〕2021/12/21
2021年12月21日(火)曇り
昭和21年12月21日午前4時20分。昭和の南海地震が発生し、高知県にも多くの被害をもたらしました。今朝、4:20に出社してきたけども、その時刻は、普通、寝てます。驚いたでしょうね。浦戸に住んでいた母は、津波が来るぞ、という誰かの声を聞いて裏手の山へ避難したそう。そして、山の上から、浦戸湾口を船が流されていく光景を見たといいます。
ただ。幾度も書いてきたように、昭和の南海地震は、南海地震の中では例外的に規模の小さいものでした。その92年前、1854年に安政の南海地震。その147年前に宝永の南海地震。いずれの地震も、大きな津波を発生させて、高知に甚大な被害をもたらしてます。
東日本大震災と南海地震の違い。それは、南海地震の方が震源地が列島に近く、揺れが激しいと予想されていること。なので、まず、大きな揺れが長時間続く。それにより家屋などダメージを受けてすぐに避難に移れない可能性がある、と想定しておかんといけません。
そして、家屋の倒壊や土砂崩壊により、避難路が塞がれていることも想定する必要が、ある。安政南海地震のことを克明に日記に記した、宇佐、真覚寺の静照和尚によると、山へ逃げる時には落石とか山崩れに注意せんといかんそうです。東日本大震災の後、多くの山に避難路が設けられたけど、それがちゃんと使えるかどうかは、地震が起きてみんと、わからない。想定すべきは、いろんなこと。
今朝の高知新聞には、昭和南海地震から75年、という記事が組まれておりました。上にも書いたように、昭和南海地震で放たれたエネルギーは、通常よりも少なかった。だから、そのぶん、エネルギーが南海トラフに溜まっている可能性は否定できず、僕は、いつ地震が起きてもおかしくない、と、思ってます。
その左。「DVDが走るまち」という特集が始まりました。いよいよ今月25日、運行開始。徳島県海陽町の阿波海南文化村バスモードで出発し、阿波海南駅で鉄道に。甲浦まで鉄道で走ってからバスモードに切り替えて、海の駅東洋町、そして道の駅宍喰温泉。
ちょっと不便なのが、室戸へ行くには東洋町で室戸行きのバスに乗り換えんといかんところ。時刻表見たら、土日祝日に1便だけ、DMVは室戸まで走るみたい。1便だけなのか。
ともあれ、今回の営業開始は、あくまで営業開始。今後、色々とテストしながら、乗り換えずに長距離を楽しめるようにしていって欲しいよね。今だと、わざわざ道路を走るメリットが、そんなに無い。
以前にも書いたかも知れんけど、徳島駅発室戸行きとか、高知発室戸経由徳島行きとか、そんなのがあったら楽しいのに、と今朝もまた妄想してます。
忙しい年末。さあ、仕事を始めよう。