畜魂碑、台座完成!〔6801〕2021/11/28
2021年11月28日(日)晴れ!
一般の方にはあまり馴染みがないかも知れませんが、世の中には「畜魂碑」というものがあります。ちくこんひ。大きな牧場とかで見かけることがありますね。僕らは牛や豚などの家畜のお世話になって、生きている。そのことに感謝する碑。家畜の命を頂いて、生きていっていることへの感謝。
牛乳の場合も、牛さんの出してくれるミルクを頂いている訳で、やはり牛さんへの感謝は必要でありましょう。
畜魂碑があるのは、牧場であったり大学の獣医学部であったりで、牛乳工場に「畜魂碑」があるケースはあまり無いと思います。が、弊社では、それではイカンだろう、ということで「畜魂碑」を建立することになりました。普通ならば業者さんにお願いして、建立するところ。それを自前で手造りでやってしまおうとするのが、弊社らしいところですねー。碑の本体の石は、流石に本職さんにお願いすることにして、手造りにしたのは台座部分。
最近、台座部分が仕上がりました。こんな感じ。これ、弊社の社員さんたちがつくりました。モザイクタイルで描かれた牛さんも、手造り。すごい。弊社には絵心のある社員さんがおりまして、彼女が描いた絵を元にして、小さなタイルを一枚一枚貼り付けて作り上げた、モザイク。
先週の日曜日、何かチマチマやってるなー、何ができるんだろう、と思って見てたら、こんなのが完成。あとは石碑を乗せるばかりなり。ご苦労様でございます。
石碑が完成してくるのは年末になりそうなので、お披露目の「畜魂祭」を執り行うのは、年明け。今から楽しみでございます。
あらためて、僕らは、地球上の大きな生命サイクルの中で生きている、ということを実感します。小さな細菌、太陽のエネルギーと微生物によって生きる植物、プランクトン、それを食べる生命、それを食べる生命、それを食べる生命。そういう循環の中で、牛乳は、やはり生命が生み出す恵み。それを人類が利用するようになって数千年。感謝。その感謝の気持ちを、従業員さんたちが手造りで象にする。
日曜日の早朝、建立途中の「畜魂碑」台座を見ながら、美しい風景だ、と思いました。