河口湖、赤池、大学生〔6736〕2021/09/24
2021年9月24日(金)晴れ!
良いお天気。沖の台風が気になるけど、しばらくは続きそうな秋晴れ。それにしてもこの夏は、よく降りました。記憶にないくらい、降った夏。
雨に関連して。今朝の高知新聞に興味深い記事が載ってました。「富士山麓幻の湖、雨水で出現 定説覆す研究に地元複雑」という見出し。なるほど。
富士山の北麓、河口湖町に、過去40年間で9回した現れていない幻の湖がある、とのこと。大雨が降って近くの精進湖の水位が上昇すると、出現する湖。「赤池」と呼ばれる幻の湖。地元では、近くの精進湖と地下水脈でつながってて、水位上昇で現れてくる、というのが定説になってて、今までそれを「売り」にもしてきたんだそうね。ところが昨年、9年振りに出現した「赤池」の水を採取、「安定同位体」を調べたところ、精進湖と同じものではない、ということが判明した、という記事。単に、雨水が凹地に流れ込んでできるのが「赤池」だと。地元はちょっと、がっかり。この記事にも、精進湖との関係書いてますもんね。
赤池ができるのは、たぶんこの凹地だ。
まあ、それはそれとして。たぶん美しいんだろうと思います。富士五湖は、何年かに一度、富士六湖になる、という美しい話。
思い出したこと、あります。
僕は、東京で大学生やってた頃、河口湖へ幾度か行きました。ゼミに河口湖が大好きな友人O君がおりまして、東京在住の彼の車に乗せてもらったり、同じくN君の車に同乗したりして。で、脱サラしたご主人が家族と経営するペンションに泊まったりして。イメージとしてはとても贅沢な感じがするでしょ?
でも、僕らにはとても良くしてくれて、格安で泊まらしてくれたし、食事も格安で美味しい。そこでゼミ合宿みたいなのをやったりしたことでした。とても安くて便利で快適な合宿所、という趣き。
そうそう。一度僕は、自転車で行きましたねー。東京から。甲州街道から大垂水峠を越えて。こんな感じの自転車で。標高差900m、距離にして120km。1日がかりでした。いや、結構遠かった。帰りは下りで、少し楽やったけど。若かったねー。
そのペンションを経営するご夫婦には、中学生と小学生の男の子が居て、僕らと一緒に遊んでくれてました。今はどうしてるんだろう。
下の男の子は、ひょんなことから、僕の小学校の時からの友人がバイトしていたことのある、東京のとあるお店でバイトしている、ということが判明して、一度、そこへ行ったこと、あります。もちろん覚えてくれてて、再開にビックリ。
でね。ストリートビューで調べてみたら、河口湖のそのペンション、同じ名前で今もあるみたい。いやー、懐かしい。今はどなたが経営されているのかわかりません。が、40年前の記憶が蘇ってきた蘇ってきた。
あの頃は、特に湖で遊ぶ訳でもなく、おしゃれにテニスとかに興じる訳でもなくて、ただ、子供たちと遊んだりご主人と飲んだり。別に河口湖でなくてもいいようなことばかりしてたのが、今となっては悔やまれるねー。地学好きになってしまった今なら、全然違う楽しみ方ができるのに。
今朝の記事は、そんな40年前を思い出させてくれました。
また、あそこに泊まりこんで、そろそろリタイアし始めた年代の同級生たちとゆっくりお酒飲んだりするのも、いいですね。40年振りに。