日曜朝の、桂浜〔6626〕2021/06/06
2021年6月6日(日)薄曇り
日曜日。いろいろと用事があるので、早朝自転車を済ませて帰ってきました。ベージュの折り畳み号で家を出発したのは朝5時。丁度雨も上がって、快適な気候。浦戸湾一周自転車やけど、いつもとは逆の左回りにしてみたのでした。
ここは桂浜。朝、6時前。この広大な駐車場には、まだ、車も停まってないと思いきや。北側の堤防近くには、早朝から車が停まってます。どうやら釣り客だ。なるほど。この駐車場から東に向かって堤防が伸びてて、その堤防は、なかなかの釣り場になっているようです。
僕が手に持ってるスマホに表示しているのは、最近マイブームの「古地図散歩」。明治後期の地図を、現在の地図の上に重ねてます。青丸が現在地。つまり、今立ってる場所は恵比寿礁の界隈で、この駐車場はかつては海だった訳だ。
ではここは埋め立てたのか。そうではありません。明治以降、浦戸湾口に土砂が堆積するのを防ぐ意味もあって、恵比寿礁方向に堤防が伸ばされていきました。土佐湾沿岸を西から流されてきた砂が、その堤防に堰き止められる形になって堆積したのが、ここ。明治以降に堆積した砂の上に、この駐車場ができたのでした。
確かに、桂浜にこのような広い駐車場があることは、桂浜観光にとってはメリットでありました。その駐車場の横に整備されたのが、土産物売り場の数々で、いかにも昭和の観光地。さて。ここをどうしていくのか、ということについて、高知市が「桂浜公園整備基本計画」ってーのを策定して、検討をしているという話、こないだ書きましたね。そして僕の個人の見解も。
僕の思いのポイントは、浦戸湾を利用すること。そして浦戸の町並みと桂浜観光を結びつけること。これね。
観光地へ自動車で行く。これはもう、便利。でも、現地での移動については、いろんなことが考えられるんではないか。
例えば宮島。島へは車で渡れない。船で行くしかない。でも、あんなにも観光客を集めてるし、船で渡ること自体が観光の一つになっている、とも言えますよね。広島市内から広電でも行けるし。そして、宮島で船を降りて、厳島神社までは、ちょいと歩くようになってます。その道中が、なかなか気の利いたオシャレな店も並ぶ、商店街。僕のイメージは、これだ。
つまり。観光客は、そこが楽しければ少しくらいは、歩くのである。だから、九反田のここから乗った巡航船は、この駐車場のことろではなく、少し西の、浦戸の町並の近くに着岸するようにしたらどうかな、と思った訳です。
市内の、ひろめや高知城、はりまや橋観光と、桂浜観光を船でつなぐ。その船は、「遊覧船」でもあるけども、「移動手段」であることが重要ね。個人の見解ですが。
国交省と県が、こんな計画を立ててることをこないだ知りました。船着場を整備することと、釣り場を整備すること。この発想は、今朝の、ここの風景(たくさんの釣り客)に鑑みても、高知市の昭和の発想に比べたら100倍気が利いてると思いました。個人の見解ですが。
でも、その計画も、高知市と一緒に九反田発着の船を運行できるかどうかにかかってて、何よりも重要で簡単なのは、条例を改正して九反田で乗客が乗り降りできるようにすることだと思っているのであります。もちろんあくまでも個人の見解ですが。
桂浜は、そんな妄想をかきたてる、不思議な場所。
それはそれとして、浦戸湾1周して帰ってきて、朝8時。そろそろ今日を始めよう。