草の名前〔6582〕2021/04/23
2021年4月23日(金)薄曇り
会社は、南国市物部に所在します。物部川西岸の扇状地。豊かな自然に恵まれてて、会社の周辺は、空から見たら緑色。田んぼ、多いし。
近くに集落もあったりするので、ツバメも軒下に巣作りしてます。そして植物。花壇には、今、色取り取りの花が咲いてますが、その周辺の緑も、日に日に色が濃ゆくなっていきます。もう、初夏の色。
そんな緑地のあちこちに、こんな葉っぱの草が。
雑草みたいに生えてるけど、昭和天皇が「雑草という草はない」とおっしゃったように、すべての植物には名前があり、個性があり、それぞれ一生懸命に生きている「命」。
とは言え、生えて欲しくないところにたくさん生えたら、それはそれで大変で、草刈り機の出番になったりします。
で、この葉っぱ。ちょっと見ると、恐ろしい「トリカブト」みたいに見えますよね。あの、日本三大毒草のひとつに挙げられ、最恐の毒草とも言われる「トリカブト」。大学時代、野草を食べるサークル「なべの会」に所属してた僕も、新入生当時、間違って食べてはいかん草として教えられました。
「トリカブト」を有名にしたのは、横溝正史さん原作の小説を映画にした「悪魔の手毬唄」ではないでしょうか。殺人の道具に使われたのを、石坂浩二演じる金田一耕助が突き止めてたと記憶します。
あと、実際に、「トリカブト保険金殺人事件」てのもあって、一時期マスコミを賑わせましたねー。随分と昔になりますが。
で、この葉っぱ。
最近は、植物をスマホで写真に撮ると、瞬時にAIが植物名を教えてくれるアプリがあります。今まで使ったことなかったけど、今朝、初めて使ってみました。
この葉っぱの判定は。
「アメリカフウロ」。
どうやら、アメリカからやってきて日本全国の空き地や道端で見られるようになった「アメリカフウロ」らしいです。白くて小さい花を5月~6月に咲かせるということなので、その時期になれば確定できますが。
ゲンノショウコは、アメリカフウロの仲間。煎じて飲むと胃腸薬になるゲンノショウコなので、よく、利用される訳やけど、トリカブトをゲンノショウコと間違えたら大変なことになる訳ですね。
アメリカフウロを漢字で書いたら「亜米利加風露」だって。なんとも素敵な名前だ。ちなみにゲンノショウコは現の証拠で、ちと、味気ない。
そんな訳で、このアプリで、草花の名前を調べながら歩くのは楽しそう。あと、石を撮影したらAIが石の種類を特定してくれるアプリ、開発してくれたら嬉しい。誰か、お願いします。