空を見上げる〔6581〕2021/04/22
2021年4月22日(木)晴れ!
良いお天気が続きますね。
でもアメリカ・フロリダのお天気は良くないみたいで、星出さんの、ISSへの出発は延期になりました。星出さんたち4人の宇宙飛行士が乗乗り込む「クルードラゴン」の打ち上げは今夜’時過ぎ(日本時間)。若田さん以来のISSの船長となる星出さんの活躍に期待します。
弊社は、乳酸菌をソユーズでISSに打ち上げたこともあって、宇宙とは縁があります。で、宇宙開発関係の方とお話をする機会もあったのですが、よく聞いたのが、若田さんのこと。若田さんは、技術、能力もすごい上に、人格が素晴らしく、アメリカ人宇宙飛行士たちからも一目置かれた人物だったそう。以前にも書いたけど、アメリカ人に「The Man」と呼ばれてたというから、すごい。星出さんも、たぶん。人格的に素晴らしい人なんだと想像できます。
先日の4月12日で、ガガーリンが人類初の宇宙飛行をしてから60年。以前、ロシア宇宙開発史というHPがあって、ソ連宇宙開発の父、コロリョフの生い立ちから始まって、旧ソ連の宇宙開発の歴史を詳細に書いてくれてました。今は、そのページ、ないみたい。残念。
そのHPには、ソ連が最初の宇宙飛行士を誰にするか、という選考基準で重きを置いたのが「人」としての「良さ」みたいなものだったと記憶します。技術・能力はもちろんやけども、重要なのは「人」としての「良さ」。協調性とかリーダーシップとか判断力とか諸々の総合的な「良さ」ね。
その後、有人の宇宙開発が進むけど、その中でもやはり、協調性などが重視されてます。考えてみりゃあ、狭い空間の中で、長期間生活を共にする訳で、協調性の無い輩が混じってたら大変なことになりますもの。とはいえ人間。長期間一緒に過ごせば、仲違いとか、揉め事とか、絶対におきてくる。逃げ場のない宇宙という空間で。だから、それをまとめる船長の役割は重大で、「サ・マン」と呼ばれるような優れた人格の人物でなくては務まらないのでありましょう。
そこで今朝、ISSを撮影に行ってました。こんなページがあって、ISSが見られる時間や方角がしゅっとわかるようになってます。南国市界隈では、今朝5時丁度頃に、南の空を通過していくのが見れました。その写真を撮った訳やけど、シャッターを7秒開けて撮ったつもりが、そうなってませんでした。上空を通過するのはほんの2~3分。失敗が許されない状況で、失敗してしまい、ISSが点に写る、こんな写真になりました。
人格もそうやけど、失敗が許されない状況でこんな失敗してしまうような僕は、宇宙船の船長にはなれない。当たり前やけど。まあ、夜明けの空を流れてゆくISSは、とんでもなくキレイでした。今は野口さんが搭乗しているISS。あそこに星出さんが到着するのは、明日の予定。
この写真には、左に上岡山。正面に、工事中の、東部自動車道の橋。橋脚が、立ちました。
ウィキによると、ISSの運用は、2024年までは続けられることが決まってます。もしそれで運用が終了するとすれば、道路が通るのが早いのか、ISSの終了が早いのか。どうでもいいけど。
ISSの次は、たぶん、月や火星への有人飛行と基地の建設。アポロが飛んだ頃、つまり僕らが子供の頃に描いてた未来図では、とっくの昔に、人類は月や火星を往来してました。それがやっと、現実の姿として見えてくるようになり始めた、今日この頃。
空を見上げると、ロマンチックが止まらない。