16年後の筆山から〔6577〕2021/04/18
2021年4月18日(日)晴れ!
晴れました。昨日の夕刻から晴れ始め、今朝はきれいに晴れ上がって風景が輝いています。僕の好きな、雨上がりの輝く風景。今朝は、ベージュの折り畳み号で筆山を漕ぎ上がりました。今、山頂駐車場のベンチに座って、このにっこり書いてます。
この季節、山はいろんな色に染まり、モコモコしてて、生命の力を感じますよね。雨の後はとくにきれい。
正面に大高坂山。高知城。今は緑豊かな山やけど、明治になるまでは、あの山にたくさんの建物が並んでおりました。明治維新後、天守など一部をのぞいて全部取り壊されたのは惜しいね。全国の城郭に言える話で、高知城は天守が残されただけでも幸いでした。
当時は、維新前の遺物なんぞ、無用のもの、新しい国づくりには邪魔になるもの、くらいの認識だったと思われます。突っ走る時は余裕がない。
この高知の街並み、空襲でほぼほぼ焼けてしまった後につくられた街並み。だから、こうやって見晴らしてみても、古い時代からの構築物って高知城くらいしか見当たりません。米軍は、その高知城の大切さを認識してた訳で、空襲の対象にはしませんでした。余裕がありますね。大切なのは、余裕。
昨日も書いたように、一年以上つづくコロナ騒動の中、社会は動いております。みんな、今は大変で、目の前のことで必死やけど、コロナ後を見越した、見晴らした、見通した余裕を少しでも持ちたいと思う今日この頃。飲食関連や観光関連の皆さんは本当に大変やけど。
この駐車場から、同じアングルからの風景を、今から16年ほど前に撮影したのが、これ。よく見てみると、マンション、増えましたね。たった16年でも、随分と風景は変化しているもの。眼前にあった、三翠園さんの14階建ては、すっかり無くなりました。
どんどん変わる。どんどん変わる。
どんどん変わるけど、余裕をもって、次の世代に美しい街を残していくのが、僕らの使命だ。
みたいなことを考える年頃になってしまいました。ああ。
とは言え、まだまだ頑張って、このにっこりもダラダラと続けていくつもりではあります。ありますので、19年目も、適当に、よろしくお願い申し上げます!