おまけ本箱〔6551〕2021/03/23
2021年3月23日(火)晴れ!
そんな訳で、こないだの高知新聞。シリコンストロープレゼントにも、たくさんのご応募をいただいております。ありがとうございます。月末まで構いませんので、どしどしご応募くださいね。SNS企画の方も、色々工夫して撮影してみてくださいね。なかなか絵になるパッケージだと思うので。リープルやコーヒーだと、色目が春の風景に溶け込んで明るくていいかも知れません。
地球への想いとか、商品への想いとか、大切ですね。想いには、きっと共鳴してくれる人が、います。
商品への想い、ということで最近よく触れるのが「TSUTAYA中々店」の山中さん。ブラタモリ高知編の書籍発売の際に、トークショーのご依頼を頂いてお話したときは、こんな有名人とは知らんかった。迂闊にも。本に対する愛が溢れる店内は、山中さん等、書店員さんたちの想いでできあがっていたのでした。とても勉強になります。
で、一昨日の日曜日も、ついうっかり立ち寄ってしまい、ついうっかりこんなの、買ってしまったのでした。「おまけ本箱」というの。これも山中さんの仕業やね。レジ近くの台に並べられた、このお菓子箱のような箱。グリコのお兄さんみたいな人の服には「おまけ本箱」と書いてある。「1冊で2度おいしい」らしい。どうやら、この箱には文庫本一冊と、決して役に立つことのない緩い道具のおまけが入ってる、らしい。この「役に立たない」というのにそそられて、うっかり買ってしまいました。1000円。
こうやって策略にハマってしまうのも、結構、好き。そして「役に立たない」という言葉は、大好き。
家に持って帰って、ワクワクしながら箱を開けました。
中身は。
「サーカスの夜に」という、普通に並んでるだけだと決して買うこともないようなジャンルの本。どうしても自分の好みのジャンル以外には食指が伸びんもんなので、こういう機会はありがたい。そして問題の「おまけ」は。
へにゃへにゃ定規3点セット・・・
誰が考えるんでしょうな。こういう道具。「まっすぐな線が引けない存在理由のない定規」と書いてます。これは確かに役に立たん。素晴らしいね。「存在理由のない」と言われたりしたら、何がなんでも存在させたくなるよね。こういう「遊び心」と「本」というのは、結構、相性良かったりしますな。
「本を読む」という行為に実利とかだけど求めてる人にはわからんでしょうが、本ってのは、社会の中の実利だけで言えば「存在理由のない」ようなものだらけだから。でも、本は、実利以上に、目の前の利得よりもずっと大切な、なにものかを、僕らに与えてくれるもの。
僕が、すぐに役に立たないような本が大好きであることは、このにっこりを読んでる皆さんには自明ですよね。だから、こういう役に立たないおまけの発想は、ツボ。
この紙に書いてるように「引き出しの奥深くにしま」うのもナニなので、どう使おうか、昨日から考えつづけてます。
こういう時間が、人生を豊かにするのだ。