明治19年、高知測候所、データ〔6504〕2021/02/04
2021年2月4日(木)晴れ
今朝の南国市は氷点下。ひょーてんか。高知市も氷点下になったでしょうかね。都市化により、高知市の方が南国市よりも暖かいけど、流石に今朝は氷点下だと思います。
写真は、そんな高知市の稲荷町。稲荷新地の風景を、最近できた巨大防潮堤の上から撮影してます。こないだもここからご紹介しましたねー。この左手に、明治15年から明治21年まで存在した「高知測候所」のこと、書きました。図書館で調べてみても、なかなかその「高知測候所」のことが書かれた資料、見つからない。
この、旧香我美町の若一王子宮拝殿内に掲げられてる絵馬に描かれているのが、貴重な貴重な「高知測候所」の姿。木造三階建ての、洋館風。あの、教科書とかにも出てた、日本で最初の銀行「第一国立銀行」の立ち姿に似てます。明治初期の和洋折衷建築ですね。まだ、本格的洋館を建てる技術者が少なかった時代に建てられた和洋折衷のお洒落な建物は、明治21年に「高知測候所」が高知城の二の丸に移転した後、どうなったんでしょうか。取り壊されたんでしょうかね。写真でも残ってたら楽しいのに。
で、気象庁のホームページ「過去の気象データ検索」。これ、すごい。
この検索機能で、高知市の過去の気象データを見てみました。なんと、一番古いデータは1886年1月。明治19年。明治19年ということは、この気象データは、この稲荷新地にあった、あの測候所で観測された記録、ということになります。2月のデータは、これ。2月でも、氷点下になってるのが17日あります。ちなみに去年の高知市、2月で氷点下になったのは2日だけ。
高知城二の丸に移転した測候所が観測したデータを見てみよう。これ。明治22年2月のデータ見ると、氷点下になったのは12日。海沿いのここと、大高坂山の上でも、そんなに変わりませんね。
それにしても、この場所に明治15年から6年間だけ存在した和洋折衷の測候所で観測された気象データが、現在もネットで閲覧できるって、すごい。気象庁、偉いぞ。ここにあった測候所で技師が観測してる姿が目に浮かぶ。浮かびませんか?
ちなみに、現在、高知地方気象台が「高知」で観測してるのは、ここ。比島の南側。ご存知でしたか?
どうでもいいですか?
ところで話は変わりますが、昨日も書いたように、現在弊社では「#ひまわりと脱プラ」と題してフォトコンテストを実施してます。SNSを使った企画ですが、このコンテストで当選するともらえる賞品が、かわいい。ひまわりオリジナルステッカーと、ひまわりお買い物バッグ。このひまわりお買い物バッグ、先日制作しまして、オンラインショップでも販売を開始しました。このデザイン、僕のツボ。欲しい。
残念なことに、僕はこのフォトコンテストの審査員なので応募ができない。仕方ないので、買いました。ネイビー、買いました。ちょっと、嬉しいね。
そんな訳で寒い朝ですが、日中の気温は上がる予報。こうやって少しづつ、少しづつ、春へ、春へ。