明星とたすこいとたっすい〔6277〕2020/06/22
2020年6月22日(月)晴れ
今朝も梅雨の晴れ間。良いお天気の爽やかな朝。月曜日の朝。心地よい朝。
うっかりしてました。昨日が夏至だったらしい。一年で一番昼が長い日。夏至だけあって、夜明けも早い。写真は今朝4時半やけど、もうこんなに明るくなってます。東の空には明けの明星。日本でコロナが始まった2月頃には、夏至になってもまだこんな状態だとは、予想もしてなかった。してませんでした。春になれば終息していくと、根拠もなく思ってたあの頃。
そもそも、僕らが物心ついてから、感染症でこんな大変な事態になったことないから、これからもないだろうと勝手に思っていただけで、こんなこと人類の歴史では幾度も繰り返されてきたこと。だから、これからもこんな事態は、必ず起きるのであります。
地球の営みってのは、たかが人類ごときにどうこうできるものではない。という戒めでしょうか。
明けの明星、金星。
明星といえば明星チャルメラですが、インスタントラーメン、それも袋麺だと、何が好きですか?僕は、インスタントラーメンでは圧倒的に袋麺派。こんな話、以前も書いたような気がするけど、気にしないでください。袋麺派の話。
子供の頃、母は会社の仕事をしてて忙しかったので、自分でインスタントラーメン作って食べることを覚えました。
最初はナミきんつるラーメン。現在の金ちゃんラーメンにつながる、独特の風味のラーメンはクセになりました。かしまし娘がCMやってた、きんつるラーメン。
そしてエースコックのワンタン麺。これは、なんと今も売ってる超ロングセラーですね。
♪ぶたぶたこぶた おなかがすいた ブー
みたいなCMやってた記憶があるけど、間違ってたらごめんなさい。
こうやって見てみると、子供の僕にとってCMの影響ってのは大きいみたいですね。そして、その頃に食べたものの味は、半世紀以上経過しても脳裏と舌先と鼻の奥の上っかわに記憶されてて、食欲を刺激する。うまいのかどうなのか、というのと関係なく、あの頃に「おいしい」と思って食べたものの味は、いつまでたっても「おいしい」という記憶とともに鼻の奥の上っかわのところに残ってて、ときどき無性に食べたくなります。なりますよね?
誰にでもそんな食べもの、あると思います。貴方にとっての、そんな食べ物は何でしょう。
明星の話ですね。
明星食品がチャルメラを発売したのは1966年と、ウィキに書いてます。そんなに古いのか。チャルメラはチャルメラの味で、後になって新味が出たけど、ちゃんちゃらおかしい。僕らにとっては、子供の頃から親しんだチャルメラがチャルメラなのである。
それで思い出したけど、キリンビールがアサヒビールに押されて大変だった頃、ラガービールの風味を変えました。これが、キリンシェア日本一だった高知では顰蹙を買ったのでした。
昔、アメリカでコカコーラがペプシに押された頃にやったのと同じ間違い。巨額の費用をかけてマーケティング調査をやり、味を変えた挙句の大失敗。キリンビールも、ラガーの風味を変えてしまった。
そこからキリンビール高知支店の反撃、快進撃が始まったのは、この本に詳しく書かれてるから、ぜひぜひお読みください。
そして今も使われている歴史的コピー「たっすいがはいかん」。これは、キリンラガーの良さを一言で言い表した秀逸なコピーで、日本の広告史に残る名コピーやと思います。このコピーについて、こないだ、衝撃の事実を知りました。これ、ほとんどの方はご存知ないと思う。
あのコピーが世に出る1年か2年前、キリンビール高知支店が、キャッチフレーズを公募したらしいんですね。その公募で一等賞を獲得したのが、今は高知市議会議員の細木くん。その作品は。
たすこいがは ビールじゃない
こっれだったそうです。これ、いかがでしょうか。どうやらここに、ルーツがありそうだ。知らんかった。ちなみに細木くんは、キャッチフレースとかコピーとかの公募に応募するのが好きで、市内の観光地をめぐるバス「MY遊バス」も彼の作品。あちこちを「まいゆう」という土佐弁を引っ掛けた作品で、細木くんの作風には土佐弁の見事な活用が見て取れるのであります。
高知で商売をしていくのに、参考になりますねー。
そんな訳で、今週も始まります。さあ。張り切って、スタート!