定点観測17年、5月2日〔6226〕2020/05/02
2020年5月2日(土)晴れ
今、コロナ禍の中で、飲食店は大変なことになってます。しばらく行ってないから知らんけど、夜の飲み屋さん街は、閑散として悲しい状況だと言います。
今は仕方がない。我慢しながら待つしかない。テイクアウトなどでの対応をされてるお店もありますから、そこでみんなで協力しましょう。
例えば、同じお店からみんなでテイクアウトでお弁当を持ち帰り、そのお店で宴会してるかのように、オン飲みする。店主なんかと一緒に飲めたら、いいね。
ここは、高知でも少しディープな路地。大橋通の南、天神橋通り商店街からNHKの方へと抜ける路地。路地というか、横丁。ここには、いいお店がひしめき合ってて昭和な雰囲気が横溢。好きな路地です。今、ここの夜の風景はどんなになってるんだろう。
さて。この横丁、昔はしょんべん横丁という上品な名前で呼ばれた横丁。基本、昔からのお店が多い。そこで定点観測。そう。実は今日も、定点観測なのであります。
17年前の今日。この横丁の西入り口のところから、撮影してます。
ああ。なんだか時計の針が止まったかのよう。
確かに、よく見ると、新しいお店ができてたり、なくなってたりするお店があるけど、タタキが美味しい「ときわ」とか、老舗中の老舗「黒尊」とかは殆ど変わってないですね。「ときわ」も「黒尊」も、看板は、変わりました。「ひさご」は変わらんねー。ちょっと、頭がクラクラするような不思議な時間旅行感が、しませんか?
同じ場所に自転車が置かれてるし。自販機は同じ感じだし。
17年前のにっこりを読むと、バカなこと、してます。
そう。この横丁の全部のお店で飲む、という野望を、実現しようとしていたのでした。やりよったやりよった、そんなこと。
で、どうなったかと言うと。全部、行きました。
得も言われぬ達成感があったかどうか知らんけど、全部行き抜けた記憶は、あります。
そして僕らがどうしたかと言うと、新しいステージへジャンプアップを試みたのでした。
高知が誇る、ディープな路地、55番街の全店制覇を目指す、という新しい野望実現に向けて活動を始めた僕たち。
で、どうなったかと言うと。全部、行きました。55番街にあったお店、全部。
バカでしょ?
そう。17年前は、そんなことやってました。ああ・・・
17年前の僕らの、そんな空気を、この写真を見ると思い出す。コロナが終息したら、また、やってみようかな。などと危ない思想が湧き上がる前に、アフターコロナの新しい飲み方、新しいコミュニケーションの方法を、考えようと思います。
今は、ストリートビューで、この場所をこうやって見ることができるようになりました。時代はかわる。どんどん変わる。
そして、たぶん、新しい飲み方、コミュニケーションが始まるけど、この横丁のお店は、いつまでもこんな感じであってもらいたい。
哺乳類の祖先が、恐竜から逃げ、隠れるために小さな穴蔵で生活してた遠い遠い記憶。それが、今の僕らの身体と脳味噌に残ってる、という話を以前、書きました。だから、僕らは、狭いゴチャゴチャした場所にくると、妙に安心するんだ、と。
その路地裏安心哺乳類仮説が正しいのかどうかは別にして、この風景は、これからも大切にしたい、と思いました。
そんな17年後の5月2日。
今日もお仕事です。
お仕事と言えば、こないだご紹介した「コロナに負けるな!巣ごもり応援セット」ですが、ありがたいことに、たくさんのご注文を頂いております。皆様の気持ちに、心より感謝申し上げます。
また、いろんなこと考えます。
大変な時期ですが、これからも、どうかよろしくお願い申し上げます!