道を拓く〔6207〕2020/04/13
2020年4月13 日(月)晴れ!
春の嵐。昨夜の高知は、嵐のよう。今朝、4時前に出勤してきたときは、まだかなり風も強くて春の嵐だったけど、夜明けとともにおさまりつつあります。この風雨で散ってしまった桜も多いと思いますが、うちの会社の桜は平気。
写真は、今朝5時。本社棟前の桜の樹を、フラッシュ焚いて撮影してみました。この桜はまだ若くって、そんなに大きくも立派でもないけど、今がちょうど、満開。市内の桜とかに比べたらかなり遅咲きの、でも可愛い桜。
昨日は雨。久々に、家でゆっくりしました。Stay at home。スーパーへ買い物に行ったくらいで、あとは家の中で、本を読んだりゴロゴロしたり、読書したりダラダラしたり。今日からまた、かなり忙しいので、久しぶりのゴロゴロダラダラにしました。こんな日も、必要必要。
読んだ本。昨日も書いたように、まずは一気に読める痛快丸かじり。柚月裕子「蟻の菜園」。一気読みすると、半日ですね。ああ。おもしろかった。これ、かの「砂の器」に触発されて書いたのでは、と思いました。人生の宿命、背負った過去。柚月裕子さんの代表作は「孤狼の血」で、あれはまさに「仁義なき戦い」シリーズをオマージュしたもの。「仁義なき戦い」とか「砂の器」とか、僕の大好きな作品を柚月裕子も好きなんだろうと思うと、嬉しくなります。
一度、いろんなお話、してみたい。坂東真砂子さんではないけど、たぶん、波長が合うような気がしてます。
そして「宇宙と宇宙をつなぐ数学」再読。ABC予想を証明するとされる「宇宙際タイヒミュラー理論」の概略を解説した本で、難解極まりないけど、読むのも2回目になると、なんか、1回目よりもわかったような気になるから不思議不思議。もちろん気のせいやけど。
要は、通常の数学のステージでは、複雑に絡まり合って離れることのない「たし算」と「かけ算」を、まったく違うステージ、宇宙の世界でそれぞれ考え、その違うステージとステージの間で「対称性通信」をすることによって関連させる、理論なのだ。
この理論を考えた望月新一先生の考え方は、こう。
テータリンクは、かけ算のモノイドと、抽象的な群としての局所的なガロア群だけで構成し、その「モノイド+群」というデータから「たし算」を【復元】すること、つまり、復元しようとしたとき、どのくらいのひずみが発生するかを計算することが、理論のポイントです。
ふふふふふ。これが理解のポイントです。
でもですね、この本を2回読むと、この上の文章が何を言おうとしてるのか、なんとなくわかってきた気になるのであります。もちろん、気のせいやけど。
まあ、こんな時期、こんな環境でなかったら、この本を再読しよう、などとは思わんかった訳で、理解できんようなことでも、反復したり繰り返し挑戦したりしているうちに、少し理解できたり前へ進んだりする訳で、大切なのは諦めないこと、ということが、わかりました。
コロナ騒動の中。弊社は日配生活必需品製造業。休みなく、稼働しています。工場現場や受発注現場は、平常通り。いつも通り。そうする以外、弊社みたいな会社には方法はありません。僕は僕で、学校給食対策とか、生乳の需給調整とか、なにかとバタバタ。
でも、新しい局面に入ってきたコロナ禍です。弊社の業務も、変えれるものは、この局面に合わせたものに変えなくてはなりません。
この局面に、何をするのか。何を考えるのか。それによって、終息後が大きく変わってくると思ってます。
子供たち、学校が休みの間に、どう過ごすのか。それによって、長期休みが明けた後に、大きな差がつく、と言われてますよね。これ、仕事でも、まったく同じ。
せっかくの、こんな時間。
よく考え、繰り返し考え、検討してみる、やってみる。
わからなかったことがわかるようになったり、たくさんのことが見えてきたり、道が拓けてきたり。