布師田西山寺〔6156〕2020/02/22
2020年2月22日(土)雨のち晴れ
コロナウィルスの影響は、なんか、甚大になってきましたね。人がたくさん集まるようなイベントや行事が、どんどんと中止になってってます。東京マラソンもそうですが、3月7日~15日で開催が予定されてた「土佐のおきゃく」も、なんと、中止が決定したとか。自動的に「ラ・ラ・ラ春まつり」も中止なんでしょうかね。いや、残念。
こうなってみると、先週高知龍馬マラソンを走れたのは、ギリギリのタイミングでしたねー。いや、もし今週とかだったら、どうなってたことやら。
その龍馬マラソンから明日で一週間。雨の中、足が攣った中、なんとか完走(完歩?)してから一週間。この週は足を休めるべく、ほとんど、走ってませんでした。福知山でちょっとだけ走ったくらいね。
で、そろそろ走り始めんといかん、と思いまして、今朝、走ってきました。龍馬マラソンのときと同じような雨。同じような気温。同じようなコンディションの中、15kmほど、楽しんでまいりました。やっぱし走るのは良いねー。まだ一週間なので、かなりゆっくり目に、のったりまったり雨中ラン。
今日のルート。
家を出てから電車通り、そして北上して御座。8時から営業してる蔦屋書店さんに寄って、少し本を物色、購入。それから更に北上して、あけぼの街道を東進。ぢばさんセンター前を通り、また少し北上して布師田の旧道へ。山裾の旧道は、昔の街道。チャートの亀甲積みなど、古い街並みを楽しみました。
布師田は、高知の城下へ向かう街道の最後の宿場。江戸でいえば、品川とか板橋に相当する訳で、往時はかなり賑やかだったと思われます。
参勤交代で帰ってきた藩主の列は、布師田で宿泊して威儀を正し、服装や隊列を整えてから、城下へと入っていったという、そんな風景がありました。
もちろん品川がそうであったように、宿場ならではの、そういったもてなしをするお店も並んでたでしょう。そういったもてなしね。そういったもてなし。
五台山に伊達兵部さんの墓所があります。17世紀の有名なお家騒動、伊達騒動の主人公の一人で、土佐に流されて蟄居させられた伊達兵部ですが、その伊達兵部が土佐で亡くなった際に、江戸からの検死の使者がやって来て、この布師田の西山寺で土佐藩の出迎えを受けた、という記録があるんだそう。
写真は、その西山寺。資料での初出は1408年ですが、それよりも古くから、この地で栄えていた古刹。平安時代の聖観音菩薩立像が御本尊で、江戸時代は、界隈を檀家として管理してました。
明治になって廃仏毀釈運動で取り壊されたけど、昭和5年に再興、とあります。
今のお寺さんは、左端に写ってる、公民館みたいなの。今はこんな感じ。でも、この石垣。チャートの野面積みは、ちょっとした歴史を感じさせてくれるではありませんか。そこそこ古い石積みと見受けました。
布師田から、国分川沿いをクネクネと走り、最後はながおか温泉。
温泉につかり、ホルモン野菜炒めと冷奴でビールを飲み、寝っ転がって本を読みながらダラダラしてたら、いつの間にか腫れ上がってました。春の陽気。
電車で家に帰りましたが、あんまり暖かくて、外を通る灯油を売るトラックから響いてくる「ゆーきや こんこ あーられや こんこ」の歌が、ちょっと痛い。そんな土曜日。