市場開放デイの朝〔5953〕2019/08/03
2019年8月3日(土)夏
夏真っ盛り。クマゼミワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ。
今日は出勤途中、ここに寄ってました。弘化台。高知市中央卸売市場。毎月、原則として第一土曜日は「市場開放デイ」なんだそう。ご存知でしたか?
東部自動車道ができて、車で通勤するときのは弘化台を通るようになってから、僕も詳しく知りました。市場開放デイ。市場の正面入り口のとこに、毎月看板が立てられますのでね。
でも、市場開放デイで市場に入ったことなかったので、今朝は出勤途上に寄ってみました。前を通りかかったのが丁度5時だったので。
通常、この市場へは、8時までは一般車両は入れんし、原則競り見学もできんのでありますが、開放デイでは5時から車で入場できて、ナマのせり現場を見学できるし、いろんな食べ物も食べることできるようになってて楽しいらしい。
写真は、5時直後。なので、まだ、競りは始まってなくて、こんな感じね。
出社してからホームページみてみたら、こんな感じ。なるほど。鮮魚のせりは5時半からか。
オリジナル海鮮丼だと?
いや、それも良いけど、沖うるめのメンチカツとかまかないカレーとか、気になるではないか。朝5時には、まだ、やってなかった。今度、行ってみなくっちゃ。第一土曜日の朝ね。仕事だから、前日の飲食は控えておいて、仕事前にガッツリ、というやつですな。楽しみ楽しみ。
幾度か書いてきたけど、今、この市場の鮮魚部門は「中央卸売市場」から「公設水産地方卸売市場」に格下げになってます。平成26年から。もう、5年になるのか。
取扱高が「中央」の基準に満たなくなった訳ですね。なんか、寂しい。流通のかたちが変化してしまい、また、日本人の食のあり方も、激変しましたきんね。
大正12年に「中央卸売市場法」が公布されました。その法に基づき、昭和2年、京都市に中央卸売市場が開設され、そして全国で2番目に開設されたのが「高知市中央卸売市場」。開設当初は鮮魚部のみ。全国2番目という速さ。あの頃高知はエラかった。
昭和42年、現在の、この弘化台の埋立地に移設した、中央卸売市場。その跡地は現在「かるぽーと」。僕の記憶には、九反田の市場のものはなくって、広い駐車場と四ツ橋の風景が懐かしい。こんな感じの頃ね。
市場があった頃の九反田は、こんな風景。堀川を、鮮魚や青果などを積んだ舟が賑やかに往来していた、時代。
築地の市場が豊洲に移転し、まさしく「市場」という雰囲気の雑踏の中でせりが見学できていた、あの築地はなくなってしまいました。豊洲のせりは、見学通路からしかできません。まあね。現代の衛生管理やらコンプライアンスやらの考え方ならそうかも知れんけどね。僕は、そんなせりを見に行きたいとも思わない。
でもここ。弘化台では、築地で失われた臨場感を味わえるらしい。
こんな催しがあること、もっとみんなが知って、賑やかになって、市場に活気が溢れたら良いのに。
そうそう。外国人観光客も喜ぶよね、きっと。今、豊洲でガッカリしている外国人も、ここなら喜んでもらえるかも知れません。もっともっと、告知しよう。
ところで、僕は、東京出張時に、早朝RUNで築地へ行くこと、多いです。豊洲にも行ってみたけど、もう、早朝豊洲ランをすることは、ないと思います。「早朝から営業している」だけの小洒落た普通のレストラン街には、興味ないもの。築地場外に残った雰囲気と味の方が、楽しそうだもの。
築地でも、茂助だんご、売ってる店できたし。