辷山の桜、満開〔5828〕2019/03/31
2019年3月31日(日)良いお天気
桜満開お花見日和。昨日午前中の雨はなんだったんだろうか。
でも、昨日のてんくろうの会のお花見は、楽しゅうございました。もちろん外でできたら良かったのではありますが、昨日の写真のような場所もあるので嵐が来ても大丈夫。
良い加減に酔っ払い、マイクロバスに乗って帰る頃合いには、晴れてきてました。土曜の午後から日曜日にかけて晴れるというのは、なかなかのご配慮ですな、天気の神様も。
そうそう。一昨日の高知県中央酪農組合連合会の総会懇親会の、その後については書いてなかったですね。いつものように、葉牡丹で一時会。葉牡丹は飲み始めてから2時間が制限時間なので、2時半過ぎに終了し、二次会へ。
ここでいつもならひろめ市場、という黄金ルートなのであるが、一昨日はパターンを変えてみました。お天気も良いのでお花見にしよう!となったのでありました。
大橋通りの中央食料品店さんで、お漬物を買う(店番をやっている、ここの娘さんは、僕の追手前小学校の同級生)。松岡のかまぼこ屋さんでは大好物のミンチボールとじゃこ天とイカフライと色々。その向かいにある、僕の従兄弟がやっているお酒屋さんにてビールやら日本酒を仕入れて、高知城へGO!
高知城でも、目指すは辷山ね。すべり山。高知城の山の北側。なだらかな斜面が楽しい辷山は、今、桜満開。辷山の下には、高知市酪農組合さんの事務所があり、例年、そこで大宴会花見がとんでもなく賑やかに繰り広げられるのであるが、その話はまた来週。
一昨日は、その辷山にある古いコンクリート造りの机と椅子に陣取り、日暮れ近くまで飲んでました。こんな二次会も、良いね。川添ヤギ牧場の川添くんが、その熱い熱い想いを滔々と滔々と喋っておられた記憶が微かに残っている、辷山の二次会花見でした。
そんな訳で、暴飲暴食週間も、やっと終わりました。
身体に溜まったギトギトしたものを洗い流すべく、今朝は久々に走ってきました。堀川の桜トンネルをくぐり、高知城へ。堀川、早朝から場所取りのおにいちゃんが居ります。偉いもんだ。頑張ってくださいね。そして一気に日曜市を抜けて高知城へ。そう。一昨日飲んだ辷山まで走ってみました。ギトギトしたものが洗い流されていく感覚が、堪りません。
写真は、その辷山の、桜。満開。この階段を上がったところで、一昨日は飲んでました。高知城の北側。小学生の頃、しょっちゅう遊びにきてた辷山。そうそう。今の県警本部のところに警察官の官舎があったので、そこに住む同級生たちとの遊び場は、ここ、辷山だった。
この北西の江ノ口川沿いには、寺田寅彦さんの家。
今までで2度、その寺田寅彦さんが少年時代を思い出して書いた随想を紹介してます。3度目になるけど、転載しますね。良い話なので。
「帰り途に旧城の後ろを通った。御城の杉の梢は丁度この絵と同じようなさびた色をして、お濠の石崖の上には葉をふるうた椋の大木が、枯菰の中のつめたい水 に影を落している。濠に隣った牧牛舎の柵の中には親牛と小牛が四、五頭、愉快そうにからだを横にゆすってはねている。自分もなんだか嬉しくなって口笛を ピュッ/\と鳴らしながら飛ぶようにして帰った。」
この美しい随想は、高知県の酪農乳業の黎明が記された、貴重な記録とも言えます。その舞台は、この界隈。
ギトギトを心地よい汗で洗い流して帰宅し、シャワーを浴びて体重計に乗る。
おう。体重、増えてない。増えてないぞ。やはり、飲み食いしながらも、無意識に気をつけているんだと思いました。我ながら、エラい。寺田寅彦さんみたいに偉くはないけど、少しだけ、エラい。ちょっと、嬉しかった朝。桜満開。