てんくろう〔5827〕2019/03/30
2019年3月30日(土)曇り
暴飲暴食週間の最後を飾るのは、てんくろうの会のお花見in雪ヶ峰牧場。そう。毎年恒例の、お花見だ。
てんくろうの会。天喰郎の会。正式名称は「高知県宇宙利用推進研究会」。
「高知」という単語と「宇宙」という単語が並ぶという凄まじい名称だけども、大真面目に、高知の資源を宇宙で利用できないかという発想で始まった研究会なんですね。始まったのは十数年前だと思います。
僕は、その設立当初からの、会員。いろんなこと、やりました。やはり一番メインとなった事業は、土佐酒の酵母を宇宙へ持って行って帰ってくる、というやつですね。その酵母を「宇宙酵母」と名付け、高知県内の全酒蔵が参加して「土佐宇宙酒」ということで売り出しました。もうかれこれ、14年前の話。
そして。
かれこれ経緯があって、弊社の乳酸菌も宇宙へと旅立つことになったのが、今から丁度13年前。2006年3月。ロシアのソユーズロケットに乗ってね。
13年前の今日。2006年3月30日。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、弊社乳酸菌が搭乗したソユーズが打ち上げられました。その日のにっこりが、これ。ああ。懐かしい。今は東京で社会人やってるJr.1号が、まだ小学生ですきんね。バイコヌールでロケット打ち上げに立ち会った、唯一の日本人小学生ではないでしょうかね。たぶん、今でも。
それはともかく、何もかも、懐かしい。
そうそう。「てんくろうの会」という愛称は、その会合の中で決めたもの。会員各位に愛称候補を考えてもらい、会員の投票で決めました。「てんくろうの会」は、僕の提案なんですね。えっへん。
土佐には、てんくろうのおんちゃんが、おる。おります。いっぱい。大言壮語を吐いたりする、少しとぼけたおんちゃん。
てんくろうの泰作さんが登場するこのCM、今もやってますよね、たぶん。
てんくろうの泰作が、夫婦喧嘩をはじめまして
「いね」「おおの、嬉しいちや」「嬉しいつか!」「ええ。あたしゃあ、こっちの泰作さんの方がすきじゃきに」
てんくろうの会の話でした。
まあ、宇宙を使うてなんかしちゃお、という話がそもそも「てんくろう」な話だし、宇宙を利用するということは天を利用する、天を喰らう心意気、といったものを引っ掛けて考えました。
僅差ではあったけど、最高得票を得て決まった愛称が、天喰郎の会だったのでした。
その後も宇宙桜とか、色々事業をやりました。年月が過ぎ、今も途切れずにやり続けているのが、この雪ヶ峰牧場でのお花見なんですね。だから、十数年やり続けてます。
会員に酒蔵さんが多いので、美味しいお酒、たくさん飲めます。本当に、おいしいお酒。たくさん飲めます。お肉はラムイチの丸焼きが中心で、これもまたおいしい。
今日は雨。雨でも、ここはバーベキューできます。このようにね。外には満開の、桜。
これは山田の松尾酒造さんが持ってきてくれたどぶろくを炭酸で割ったもの。まるでリープル酒。見た目も、味も。こんなのが飲めるのも、てんくろうの会会員特権ですな。
暴飲暴食週間最終日は、こんな感じで過ぎてゆきます。