変わりゆく介良と変わらない介良富士〔5795〕2019/02/26
2019年2月26日(火)晴れ!
すっかり変わってしまった。
昨夜は久々に走って帰りました。会社から。
ピークから言えば8kg以上ダイエットしてるので、軽い軽い。身体が軽い。気持ちとしてはビュンビュン走りました。側から見たら遅いけど。気持ちはビュンビュン。
そんな訳で今朝は自転車出勤。これもホントに久し振り。暖かくなって、自転車通勤に良い季節になってた。たまには良いね、自転車通勤。
写真は今朝4時半頃の介良の中心部。すっかり変わってしまった。道路の拡張工事で風景が変わった介良中心部。
歩道の脇にある記念碑だけが変わらない。この記念碑にはこう刻んであります。
「合併記念 この村は古代気良郷のち介良荘とよばれ明治4年介良村となり以来102年を経て昭和47年2月1日高知市に合併する」
僕らが小学生の頃、長岡郡介良村は高知市になりました。大津村と一緒に。その時のことは、なんとなく覚えてます。
古代、とあるように古くから人々が住んだ土地であるのは間違いない。地理院地図の土地条件図を見てみると。水色の部分は、古代まで海だった。紀貫之の時代は、ここまでが浦戸湾。その浦戸湾の浅瀬に面した土地が、気良郷。黄色は「自然堤防」だから、古物部川の流れによって堆積した微高地だ。そんな微高地に人が住み、その周囲で稲作をする。そんな風景が太古の昔からあったと思われる介良。
その山裾には延喜式内社の朝峯神社が鎮座ましまし、古墳が山盛りの高天原山が北に聳える。古代以前からの神様に囲まれた土地、介良。
その中心部には農協があり、飲食店などがあり、住宅街があります。真ん中を突っ切るのが県道243号線。
変わってしまった風景、と書きました。今から丁度10年前、この記念碑の前で撮影した写真が、これ。道路の広さが全然違うの、わかりますでしょうか。向こう側の道路南にJAのガソリンスタンドが見えます。
その後、道路拡張工事が始まる。今から6年前の2013年はこんな風景。左手向こう側にかつての農協の建物があり、その手前に駐在さん。駐在さんの場所は、どうやら変わってないので、位置関係わかりますよね。少しづつ用地買収が進み、工事が進み、結構な年月かけてこんな風景になった。
海辺の村。荘園。近世の大きな村落。独立した「村」。そして高知市介良。道路拡張。
どんどんと変わってゆく。そう言えば、この写真の頃乗ってたのは白い折りたたみ号だった。あれから言えばこの自転車は3台目。どんどん変わってゆきます。
変わらないのは、彼方にうっすらと影だけ見える介良富士の姿。朝峯神社や産宝様などが鎮座まします神の山。変わってゆく風景を、今も変わらずに見守ってくれている、神の山。