浦戸湾と想像力〔5695〕2018/11/18
2018年11月18日(日)晴れ!
今日も各所でイベント。高知の中央公園でのイベントでは、弊社の若手営業女性が頑張ってるので、見かけたら声を掛けちゃってください。
で、昨日はイベントと動物園、水族館などのこと、書きました。特に、桂浜水族館の激しさと、京都水族館のマニアっぷり。やはりね、誰もが考えんような発想をせんと、いけません。
水族館と言えば、随分以前になるけど、堀川までアカウミガメが遡上してきた、てな話を書いたこと、あります。堀川沿いのホテル日航高知旭ロイヤル様に宿泊している方が、堀川を見下ろしていて見つけたんだとか。
高知は、自然の水族館であり、動物園であるかも知れない。身近なところに、色んな生き物が出没します。そんな生き物とともに、僕らは暮らしてきた。
ここは鏡川。河口に近いので汽水。海水と淡水が混じるエリア。こんなところには、スズキやチヌが上がってきて、よく釣れる。シジミを採っている人も、たまに見かけますな。昔はマテ貝も採れたと言いますきんね。やはり、昭和30年頃の江ノ口川汚染が、浦戸湾を汚してしまったのは痛かった。
ほんの、20年間。高知パルプが操業したのはほんの20年なのに、なんと環境への影響が大きかったことか。
やはり、大切なのは人間を想像力ですな。目の前しか見てないと、後世、とんでもないしっぺ返しを食らってしまう。でも、いつの世でも、みんな目の前のことを一番重要視してしまう。たぶん、今もそうなんだと思う。大切なのは、遠くを見通す想像力。
やっとキレイになってきた浦戸湾。でも、大潮の干潮時に歩いてみるとわかるけど、ヘドロのようなものはまだ堆積していて、キレイに戻ることは、ない。浦戸湾は、出口の部分が浅い、すり鉢状の湾なので、湾内に一度溜まったヘドロは外に排出されない構造、という話を以前聞きました。そう。桂浜水族館で行われたシンポジウムでね。あれは「浦戸湾の活性化と浦戸湾の未来」と題した対談でした。もう、7年も前になるのか。
それはそれとして、あれから桂浜水族館も、進化しました。アイディアを捻った取り組みも増えましたよね。昨日紹介したみたいに。
浦戸湾全体の生態系を考えた、浦戸湾全体を使った水族館であったら面白い、などと勝手な想像をしてます。
かつて浦戸湾は、高知城下に住む人たちの憩いの場だった。身分の高いも低いも、皆、浦戸湾で遊んだ。島に上がって「おきゃく」をする。小舟でいろんなもの、釣る。特に、ニロギ。ニロギ釣りの小舟が浦戸湾を埋め尽くしたこともある、と聞きます。戦前の、そんな写真も残ってます。
桂浜水族館主催で、ニロギ釣り大会なんぞ、やっても良いと思う。観察会とかがあるなら、釣り大会があっても良かろう。浦戸湾の生態系を考える釣り大会。もちろん釣ったニロギは、七輪で炙って食べる。ああ。熱燗が欲しいぞ。
昨日もご紹介したブログにもあったように、展示してある魚の美味しい食べ方を説明している水族館が桂浜水族館だ。浦戸湾とともにある桂浜水族館ならではの、飛び抜けた取り組みを期待したい。などと勝手なこと書いてるけど、僕らも、既成概念にとらわれない発想で仕事せんといかん。本当に、そう思う、今日この頃です。
大切なのは、想像力、実行力。