まだまだ夏はつづく〔5598〕2018/08/13
2018年8月13日(月)晴れ
よさこい。甲子園。
高知の夏は、この二つがあってこそ盛り上がる。そして、この二つが終わると、夏も後半戦。盛夏も過ぎてツクツクボウシの季節、ヒグラシの季節へと移ろってゆく。
甲子園が終わる、とは、高知代表の高校が、敗れ去ること。もしくは、優勝して終わることか。それにしても昨日の夜は盛り上がりました。我らの市商が、都会の雰囲気満載である慶應高校に打ち勝った試合は、ほとんどの高知県民が声援を送っていたのではないだろうか。海の愛児が陸の王者に勝ったのだ。まだ、しばらく高知の盛夏は終わりそうにない。
で、僕ら高知のおんちゃん連中の間で、密かに北代くんブームが起きてます。言わずと知れた市商のエース、北代くん。甲子園でも、二試合を一人で投げ抜いた北代くん。何故、彼が高知のおんちゃんに人気があるかと言えば、彼が醸し出すなんとも言えない「昭和」な雰囲気にその理由があるんだと思いました。
帽子のかぶり方。ユニホームの着こなし。そしてあのどっしりした体格と、風貌。高知の野球が華やかだった「昭和」を思い出し、高知のおんちゃんが、彼に入れ込んでいる。
This is the 野球少年、という形容がぴったりの一年生、西村選手も素晴らしいし、堅い守りと破壊力のある打線も魅力的な高知商業高校野球部にあって、やはり独特の存在感を放っているのが、エース北代だ。おんちゃんは応援しているぞ。
そのマウンドでの立ち振舞いは、ふてぶてしいほど、と形容されます。本人には不本意かも知れんけど、何事にも動じないようなどっしりした立ち姿。良い意味でのふてぶてしい雰囲気が、相手チームにプレッシャーを与えているとも言えましょう。
ふてぶてしい。
漢字で書くと、太々しい。図太い、神経が太い、といったところからできあがった言葉なんでしょうか。太々しい。正直に申し上げると、僕は、不逞々々しい、と書くと思い込んでた。ごめんなさい。不逞の輩、とは、けしからぬ態度や行いを行う輩、という意味。あたりをはばからず、勝手に振る舞う輩。かなり自分勝手、傍若無人の輩が不逞の輩だ。そんな輩の態度を不逞々々しい、つまりふてぶてしいと言うのだと、思い込んでました。ごめんなさい。北代くんは、決してそんな男ではない。
太々しいだと、不逞々々しいほどには不逞ではない。図太い、という意味で、良い意味でも使うことも可能だ。
だから、北代投手は、本当に良い意味で、太々しいような空気を醸し出し、チーム内での信頼を集めているんだと、僕ら高知のおんちゃんは、好感を持って見守っているのでありました。
高知商業高校野球部は、長い年月甲子園に届かず、県内でもそんなに強い存在ではなくなってました。それが、この強さだ。意識。目標。トレーニング。空気感。
会社でも同じですね。指導者。意識。空気感。
もうダメだ、しばらくは甲子園も無理、と思われていたチームが、あれよあれよと復活し、劇的に強くなった。今の広島カープみたい。
そうそう。シャッターが反応しなくなっていた僕のデジカメ、もう、復活は無理かと思われていた僕のコンデジも、今朝、完全に復活を果たしました。