石灯籠の謎〔5579〕2018/07/25
2018年7月25日(水)晴れ!
昨日は愛媛県に居たので知らんかったけど、高知市では、最低気温、最高気温ともに、この夏一番の暑さだったようです。朝の最低気温が27.3℃、お昼の最高気温が36.1℃。まあ、四万十町とか埼玉県とか岐阜県に比べたら涼しいのかも知れんけど、凄まじい気温だ。
今朝の高知市の最低気温は37.0℃。とても寝苦しい夜でした。たまらず、4時前に起き出して出勤してしまった。そんな夏の朝。
ひと仕事済ませ、6時過ぎにいつもの野市、上岡八幡宮さんへ。この時間になるとクマゼミの大合唱。アブラゼミも居るんですが、鳴き声はワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ、とクマゼミが圧倒的。そんな、鎮守の森の夏。
神社の脇の道から親子連れの声。おう。ラジオ体操だ。この向こうの集会所前で、6時半からラジオ体操が始まるので、そこへ出かけて行く親子連れ。懐かしい風景。
うちも、Jr.達が小さい頃、夏休みに入ると毎朝ラジオ体操に出かけていた。近所の東九反田公園へ。ほぼ、皆勤で行ってましたね。子供よりも大人の人数の方が多いのは、仕方ありません。今はどこもそうなんだと思います。
夏休みは、ラジオ体操によって早起きが促されます。ラジオ体操へ行く、というモチベーションがないと、朝はなかなか起き出せません。
でも、ラジオ体操参加のために一旦起きると、もう、帰ってからは寝たりせんよね。もったいないので、何がしかの夏休みらしい行動を考え、「夏の子供」としてのとても貴重な時間を過ごすことになる訳だ。
手前の石灯篭。文化九壬申年八月十五日と刻まれた、石灯籠。いや、石灯籠とはそもそも、参道に灯をともすものであって灯が籠ると書く。その言葉の成り立ちから考えたら、これは違うぞ。最初から、火を灯すことを想定して作られていない。これでもこれを石灯籠と呼んで良いのか。
石灯籠と呼ばなければ、何と呼んだら良いのか。
そんなことを考えながら、ふと、この石灯籠?と対になっている反対側の石灯籠?はどんなんやったっけ、という思いが頭に浮かぶ。そこで、過去のにっこりひまわりを検索してみました。
これだ。一昨年、4月26日に撮影したのが、この写真のと対になっている石灯籠。こっちのは、ちゃんとした石灯籠。灯りをともす場所が、ある。立方体の。丸い穴があいた。
もちろん今は灯されたりすることもなさそうですが、形状としては普通の石灯籠。
見比べてみて、気が付いた。
これは。
火を灯す部分以外は、同じだ。
今朝撮影の方と、一昨年撮影のをよ慎重に見比べてみて、衝撃の事実に気が付いたのであります。
つまり。
この写真のオブジェは、火を灯す立方体の部分が無くなって、その上の傘の部分が立方体の下の台座の部分の上に直接乗っかっているだけだ。最初から立方体の部分が無かった訳ではなく、いつの間にか無くなってしまっただけなのではないか。いや、たぶん、そう。きっとそうだ。
文化九年は1812年。ナポレオンがモスクワを目の前にしてロシア軍に敗れた年。ここに御寄進されてから206年という長い歳月の間に、何かがあり、立方体の灯籠部分だけがなくなって、今に至る。あたかも、最初からこんな格好をしていたかのように。
毎朝ここにお参りしているのに、初めて気付いた衝撃の事実。
ラジオ体操にでかける親子さんのお陰で、今日も、新しいことを知りました。ありがとうございます!
日々是勉強勉強。