満を持して〔5500〕2018/05/07
2018年5月7日(月)雨
大型連休が終わり、雨が降る。連休をお出かけして過ごした方も、観光業界などの方々にとっても、良いお天気の巡り合わせだったのではないでしょうかね。少なくとも高知では。
今日から皆さんお仕事モード。GW中も会社に出てきたりしていた僕ですが、今日のにっこりはお仕事モードにしてみよう。たまにはね。
そんな訳で「菜食健美すこやか」。先月、4月1日に新発売となりました「菜食健美すこやか」。発売して一ヶ月ちょっとが経過しました。家庭配達を中心に、一部量販店さんでも販売を始めた「菜食健美すこやか」ですが、滑り出しとしてはいたって順調。目標数値を上回るご契約をいただきながら、増えていっております。本当にありがとうございます。
この、弊社のホームページにもありますが、高知県産農薬不使用野菜100%の青汁「菜食健美」の姉妹品として、満を侍してつくりあげた新商品。「菜食健美」と牛乳、弊社で培養した乳酸菌、そしてオリゴ糖が加味され、なにより美味しいんですね、これが。自分で言うのもナンですが。
その美味しさ、飲みやすさにより、今まで青汁飲みたくても飲めなかった方の心の琴線に触れているんだと思いたい。きっとそうだ。こっから、サンプルなどもご注文頂けますので、騙されたと思うて試してみるのも一興だと思います、はい。
満を侍して。
新商品、どんな風に開発しているの?というご質問、結構あります。開発室という部署があり、また、部門横断的な企画グループもあったりして、色々と日夜考えたり試行錯誤したり。
大手乳業なんかは、年に何十品目もの新商品を出しますね。でも、ヒットするのはわづか。僕らは、大ヒットを目指すというより、地道に、少しづつ浸透していき、いつの間にか主力商品になっていた、というような商品を理想としてます。で、その代表的成功例が「菜食健美」。
そして今回の「菜食健美すこやか」は満を侍して。
満を侍して。
元々の出典は、史記。中国の春秋時代、越王勾践が、臥薪嘗胆で頑張った呉に破れる。その際、家臣の范蠡が、満を侍す、つまり十分準備して待機すれば、勝機はある、と進言したのが最初と言いますね。弓を思い切り引き絞った状態を、満を侍すと言うから。
そして、越王勾践は呉を滅ぼす。
その後、あまりに力を持つと警戒され、粛清されることを知っていた范蠡は越を脱出し、政界から引退。
そして、斉の国で商売で大成功。その名声が斉の君主に聞こえたので全財産を人々に分け与えて斉を辞す。そして宋の定陶という場所に移住し、陶朱公と名乗って商売で大成功する。今も、中国では商売の神様として尊崇されているのが陶朱公。
今月の日経新聞「私の履歴書」は、インドネシア、リッポーグループ創始者のモフタル・リアディ氏。中国からオランダ領インドネシアに渡った華僑で、厳しい父から中国の古典などを教えられたと書いてます。その中に、商売の神様、陶朱公(范蠡)の格言がたくさんあったと言う。
「満を持して」で、日経「私の履歴書」につながった、朝。