桜満開、地球の営み〔5453〕2018/03/21
2018年3月21日(水)雨
降ったり止んだり。かなり激しい雨になるかも、という予報でしたが、それほどでもなく、穏やかな雨の春分の日。
もう、春分の日か。こないだ、冬至やったと思うたらはや春分の日。地球は正確に動き続ける。動きが速くなっているような気がするけど、それは年のせいか。
地球は正確に動くけど、地球の上では色んなことが起こり、想定しないような出来事があったり、思いもよらない進展をしたり。天候気候にも微妙に変化があり、その微妙な変化がダイナミックな地球の変化へとつながってゆく。
今日はお彼岸。
なので、田野町へきてます。午前中、雨が上がって良かった良かった。写真は、田野町の大野台地の上で撮影したもの。満開の桜。
お彼岸に桜満開、というのは、ちと、記憶にないですね。これも地球の微妙な動きの影響。非常に寒い冬が長くつづき、突然暖かくなってしばらく暖かい日が続いたのが原因だと言われてます。これを異常気象、地球の大変化の前兆と考えるのは、考えすぎ。だと思う。
でも、地球は過去、ちょっとしたきっかけから気候の大変動が起こり、大量絶滅が起きたり、全球凍結になったりしてきら歴史を持ちます。
直近の話。
何万年、何十万年、何百万年程度の最近の話。酸素濃度や二酸化炭素濃度には極端な変化はなく、地球は暖かくなったり寒くなったりを繰り返す。その気候変動のなか、今とそんなに変わらない生態系の生命が、繁栄したり衰退したり、絶滅したり。
ところが、この数十年の間に、何万年もかかった変化が急激に起きたりしているという事実。
非常に微妙なバランスの上で、すこしづつゆっくりと変化するのが、地球でした。でも、ひょっとしたら、今は、人間という生物の影響によって、劇的な環境変化と大量絶滅の時代が始まっているのかもしれない、という説もあります。
桜の向こうにぼんやりと岬が見えてます。行当岬。ぎょうとう岬。室戸岬と同じく、1万年で20mほど隆起すると言われている、行当岬。もちろんプレート運動の結果ですが、その、1万年で20mというペースは、速い。地質年代的に言うと、とても速い。だって、5万年で100m。あの行当岬の先っぽは、標高120m。ほんの6万年でできあがった段丘。
そう考えると、僕らは、本当に不安定な、盛り上がったり沈んだり、爆発したり歪んだり、という地面の上で暮していることが実感できます。頼りない足元。
安定していて、動かないみたいに見える地面は、実に頼りないフワフワクニャクニャしたもの。その上で生きて行く僕らは、足腰鍛えちょかんといかん、ということだと思いました。足腰足腰。
ところで行当という地名。「ぎょうとう」と読めば向こうの岬で、「ゆきとう」と呼んだら仁淀川。野中兼山が開削した行当の切り抜きは、ゆきとうの切り抜き。
読み方は違うけど、どっちも、人の往来を阻む険しい地形。行き当たりになるので、行当なんでしょうかね。想像です。間違うちょったらごめんなさい。