横浪半島の夜明け〔5385〕2018/01/12
2018年1月12日(金)晴れ、雪、晴れ
今、四万十市で、このにっこり書いてます。今朝、やって来ました。
高知は晴れてましたが、窪川から西は、時折雪が降り、少し積もってます。高知は広い。
朝5時に南国の本社へ。で、ふた仕事くらい済ませ、四万十市中村へ出発。まだ早い時間なので、どのルートから行こうか、考えました。高速道路が無料になるのは須崎から西なので、須崎までは下道を行ってみよう。よし。海岸ルートだ。
てな訳で、会社から空港の南まで南下、海岸沿いの「黒潮ライン」という道路を東へ走りました。県道14号線。で、美しい、夜明けの海岸道路を走り抜けて宇佐へ。宇佐大橋を渡り、横浪半島。横浪スカイラインだ。
写真。その、横浪スカイラインの途中から撮影した太平洋。きれい。美しい。なんという荘厳な日の出。そう言えば、ここへ初日の出を拝みに来たこと、ないな。こっから初日の出も、良さそう。人出、多そうですけんどね。
横浪半島の東端には「竜」という浜があります。その浜から西に、蟹ヶ池。去年11月1日にご紹介しました。その堆積物の調査で、過去の巨大南海地震の存在が証明されたので有名な、蟹ヶ池。そしてその畔に、明徳義塾中・高等学校、竜キャンパス。こないだお邪魔してきましたが、とても国際色豊かなキャンパスで、たくさんの、それこそ世界中から集まった留学生とともに過ごす学生生活というのも、素晴らしいものだと思いました。
その場所は、元々、かの年金福祉事業団がバブルの頃にたくさん作った年金保養施設「グリーンピア」のひとつ、グリーンピア土佐横浪、竜基地がつくられた場所。
ご承知の通りその事業はあんなことになりました。
グリンピア土佐横浪には、光松地区と竜地区がありました。
光松地区は、昨年11月3日にご紹介したように、山崎技研さんの広大な施設の一部になりました。そして竜地区は、明徳義塾国際キャンパス。
どちらも、負の遺産が、見事に、未来につながる素敵な施設へと変貌したことは、とても素晴らしいこと。皆さんの叡慮英断に、心より敬意を表します。
竜キャンパスから、横浪スカイラインを上がって西進する。
その道から見える、この、荘厳な風景。
横浪半島は、フィリピン海プレートが、ユーラシアプレートに沈み込むことによってできるシワシワ。四国山地の、東西のシワシワと同じ。普通なら東西に走る山地になるところ、その北側の平地が陥没して海になり、浦の内湾になりました。半島の南側も沈降したので、美しいリアス式海岸が形成されたのであります。
この、美しい風景は、大自然の営みがつくりあげたもの。
横浪の負の遺産は、この美しい夜明けのように、見事に未来へとつながっていく。それは、人の想いがつくりあげていくもの。