えっころ〔5300〕2017/10/19
2017年10月19日(木)小雨
よく降ります。昨日の朝は晴れてましたが、またまた降り始める秋。秋雨前線、頑張ってますな。かてて加えて。なにやら台風がやって来ているではないか。10月も終盤に入ろうかという、こんな季節に。しかも選挙だというのにね。
来週になると農業担い手サミットとかで全国から人がやってくる上に、皇太子夫妻も来高。
選挙・台風・担い手サミット。こりゃあ、まっこと。えっころよーけ重なってきた。
えっころ。
昨日、社内で話してまして、弊社のS常務が「えっころ」という土佐弁を使った。それに対し、春野出身で、上手に土佐弁を操るYさんが「えっころち、なんですか?ひとっちゃあわからん。」。
えっころ。
もうね。土佐弁の話を始めたら、奥が深すぎて終わらない。この言葉知っちゅう?とか、そんなんうちでは使いやあせん、とか、喧々諤々。結論の出ない議論がえっころ続くことになる。どこの地方でもそうかも知れませんけどね。
あと、方言なのかそうでないのか、よくわからんケースもえっころ存在する。
例えば「びんび」「ぶんぶ」。幼児に話しかけるとき、魚はびんびで、お水がぶんぶだが、これは全国共通の幼児語なのか、土佐弁なのか、限られた地域で通用する幼児語なのか。謎だ。
方言と同様、神社のお祀りの仕方とか風習、習俗は、全国共通のものから、その土地固有のもの。、そしてその神社だけに行われているものなどなど、これも判断が難しいケースがえっころ存在します。
ここはいつもの野市、上岡八幡宮。弊社の氏神様。今朝、夜明け前、雨の暗がりに浮かび上がる拝殿。小雨が降っていて、参道には水たまり。静かな静かな雨の朝。
秋の神祭でしょう。参道には幟が立てられ、拝殿には「御神燈」と書かれた提灯。
参道の真ん中に四角い祭壇がありますが、その祭壇を囲うように、四角くしめ縄。これ。これ、お祭りの度にしつらえられるのですが、他ではあまり見ない気がする。参道の真ん中に四角い祭壇。
それだけを囲む、しめ縄。結界を張ってあるので、この中には入れない。神聖な雰囲気満載だ。
これ。
このお祀りのやり方は、全国の神社で一般的なのだろうか。高知独特の風習なんだろうか。それともこの地域なのか。いや、上岡八幡宮だけ、昔からこうなのか。
こういった習俗、民俗には素人なので、よくわからんけど、ともかくここが大切に祀られていることは、間違いない。地域の皆さんの想い。
地域には地域の言葉があり、風習があり、習慣があり、文化がある。そこに暮らし、そこで生きていくということは、実は、とても幸せなことではないか。そんなことを、えっころ感じる今日この頃。
えっころの使い方、わかったかな?