遠い思い出、夢〔5211〕2017/07/22
2017年7月22日(土)晴れ!
昨日、井上陽水の「夏祭り」について書きました。正しくは「夏まつり」。
切なくも遠い夏の思い出。線香花火のような、儚い記憶。で、陽水の「夏まつり」の歌詞をご紹介したものの、2番の歌詞を抜かしてました。こんなの。
自転車の うしろには ん~ 妹が
浴衣着て すましてる ん~ かわいいよ
もらったおこずかい なくすなよ
ああ今日は おまつり ん~早く ゆこうよ
僕には妹がいないので、自分の体験にはない記憶であるため、割愛してました。が、良い歌詞ですね。陽水らしい。
夏まつりを題名や題材にした歌を調べてみますと、遠い夢、儚い思い出、みたいなものを詠みこんだ歌詞が多いことに気付かされる。JITTERIN’JINNの「夏祭り」にしてからが、そうだもんね。
君がいた夏は 遠い夢の中 空に消えていった 打ち上げ花火
この「夏祭り」も、歌詞全体のテーマがこんな感じ。やはり、夏祭りというと、皆、若かった頃、子どもの頃の遠い思い出、という訳だ。夏休み、というと、期間も長くてバラエティに富んだ思い出になるけど、夏まつりは一夜だけの、夢のような思い出。そう。遠い夢。
遠い思い出といえば。
今日は、西宮市に行ってました。車で。お仕事。阪急苦楽園口駅の近くにある、いかりスーパー夙川店様へ、ご挨拶。
今から三十年近く前。まだ、二十代のコワカイシだった、僕。当時、セミナーとかで、時々大阪へ行ってました。まだ大阪にはお客様はまったくいない時代だ。
とあるセミナーで、関西にはいかりスーパーというすごい食品スーパーがある、という話がでました。その品揃えや店づくりは高級感が溢れ、そこで買い物することが一つのステイタスになっている、という講義でした。
そこで、そのセミナーが終わった後、急いで、阪急電車を乗り継いでいかりスーパー夙川店へ行ってみた若き日の僕。衝撃でした。こんな品揃えがあるのか。そして客層。一人当たりの買い物量が、想像を絶する。とにかく衝撃を受けつつ、将来、こんなお店にひまわりの商品が並べられるようになったらエイな~、と叶わぬ夢を思い描いたことでした。
その日は、そのお店から、日が暮れた街を夙川駅まで歩いた。大きくて素敵な家々から灯りが漏れてくる街を、夢のような気分で歩いたことを、今も、昨日のことのように覚えている。遠い思い出。
それから。関西出張で、時間があれば、そのお店を覗いてみることが習慣となった。
何度、訪れたことだろう。幾度も幾度も、売り場を見て、自分への刺激にしていました。社員何人もを連れて訪れたことも、ある。
そんな憧れのいかりスーパー様に、弊社「鹿嶋さんの低温殺菌牛乳」が並ぶようになったのは、2014年4月のこと。そして、並ぶ商品は少しづつ増え、今は川添ヤギ牧場の「ヤギミルク」まで並ぶようになりました。こんな日が訪れようとは。
弊社の特徴ある商品を並べるのが、長い間の念願だった、と、言うて下さいました。なんということ。なんというありがたいお言葉。本当にありがとうございます。
いつかそうなったら良いな、と思い描いていた単なる夢が、今、目の前に現実となっている。こんなことって、あります。
写真は、帰りがけの車から撮影した、夏空に映える神戸ポートタワー。
遠い儚い夢が、現実となる。この印象的な神戸の青い空も、また、遠い思い出になる日が、やがて訪れる。
不思議に満ちた世の中を、この青い夏空とともに、覚えておこう。