夏至の頃〔5180〕2017/06/21
2017年6月21日(水)青空が見えてきた
昨夜は降りました。昨日の夕刻から降り始め、夜中には、結構ガイに降ったにかあらん。寝てたので知らんけど。風がビュンビュン吹きよったのは、知ってます。
今朝、家を出た4時過ぎには、まだ、降ってました。そんなにガイではないが。しかし、5時前には止み、今、6時半になると雲間から青空。まだ大雨洪水警報でてますけどね。
まあ、たいしたことなくて、良かった良かった。高知の農産物にとっては恵みの雨だったと言えましょう。
でもあれですね、週間予報とか見ても、そんなに降り続く、という感じではない今年の梅雨。さて。どうなることやら。
今日はこれからお日様が出て、蒸し暑くなりそう。かなり。予想最高気温も30℃を超えますが、湿度もね。昨夜の雨で潤った大地から、スチームのように水蒸気が上がっていく風景が、目に見えるようだ。今日は、夏至。お日様が一番高く上がる日。真上からのお日様がジリジリジリジリと照りつける湿った大地。そんな夏の日。
夏至。
日本では、夏至といって特別な行事は少ないような気がします。北欧などでは、夏至には盛大にお祭りが行われたりするらしい。そりゃあそうだ。一日中お日様が沈まない、北の国にとっては嬉しい嬉しい夏至の頃。
僕は新婚旅行でフィンランド北部へ行きましたが、行ったのは冬至に近い12月。なので、一日中お日様は昇らない。お昼の3時間ばかり、薄暗い日暮れどきみたいな明るさになり、あとは、夜。
そんな地方にとって、夏至というのは素敵なんでしょうね。
日本では、夏至の頃は忙しかった。ちょうど、田植えの時期。また、二毛作では、麦刈りの時期でもある。麦刈りと田植えをやらんといかん、また、梅雨時期で水の管理もせんといかん、忙しい忙しい時期でした。なので、お祭りとかをやりゆう場合では、ない。
日本でお祭りが集中するのは、やはり、稲刈りが終わった秋頃、ということになる訳だ。
ここはいつもの野市、上岡八幡宮さん。
5時前で、晴れているともう明るい八幡様境内ですが、今朝はまだ少し降っていて、薄暗い八幡様。静かな静かな八幡様は、夏至だからといって普段と変わることはありません。
ただ、6月終わりになると、どこの神社でも夏越しのまつり。茅の輪くぐりが行われる。これは、旧暦の6月末に行われていたものが、今は新暦の6月末に変化しているので、夏至とは関係ない。例えば今年の旧暦6月30日は、太陽暦で言うと8月21日。夏休みも終盤の頃か。そんな季節にやっていたのが、茅の輪くぐりの夏越しの祓。
夏至とは関係ありませんでした。
ちなみに、あれを「輪抜け様」と呼ぶのは、高知だっけにかありません。
夏至ではないが、毎年6月の第一土曜日、南国市の前浜、久枝地区で繰り広げられるお祭りが、エンコウ祭り。
夏の水泳シーズンを前に、川遊びでエンコウに川へ引きずり込まれないよう、つまり水難事故が無いように祈願する、南国市南部の、子供達の祭り。
東西に流れる後川沿いで、いくつかの地区に分かれる。それぞれ、後川の菖蒲で棚をつくり、お供えをする。そしてメインイベントが、花火。
地区地区で、ロケット花火やらなにやら、とにかく大量の花火を用意し、打ち上げまくる祭り。ロケット花火を手に持って人の方向に発射したりと危険極まりない。地区対抗で、花火のくらしあい、みたいなこともやっていたそう。前浜久枝の子供は、ガイなきね。
夏至の頃のお祭り、ということでイメージするのは、そのエンコウ祭りでしょうか。
少し雨が少ない梅雨。今年の農産物の出来は、どうだろう。昔から、気候は、生活とともに、ありました。